高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2018
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for Parent 2018国際貢献学部が誕生世界が待つ知的チェンジメーカーを育成京都外国語大学 Kyoto University of Foreign Studies国際観光文化都市である京都を舞台に、外国語教育を軸にしたグローバル人材育成に取り組む京都外国語大学。2018年4月「国際貢献学部」を開設。教育内容や育成する人材像などの構想をレポートする。30建学の精神を時代に合わせて体現京都外国語大学の教育のベースにあり、かつ一連の改革の指針となっているのが、「言語を通して世界の平和を」という建学の精神だ。今、同大学が推し進めているのは、「言語=外国語学習」「平和=社会科学の統合的探究」とする考え方を土台にしたグローバル人材育成。そして、これを象徴するのが、2018年4月開設の「国際貢献学部」である。かつての外国語学部国際教養学科を発展させて、新たに学部として設置する。グローバルな視点と高度な語学力と教養を磨く「グローバルスタディーズ学科」と、観光を政策・ビジネスとして学ぶ「グローバル観光学科」の2学科が設置される。地球規模での活躍をめざすグローバルスタディーズ学科松田武学長は次のように語る。「グローバル化の進展にともない、ヒト・モノ・カネが自由に国境を越えて私たちの生活に影響を及ぼしている現在は、ビジネスにおいても新しい課題が次々に生まれてきます。国際貢献学によって養われる力は、狭義の国際貢献・国際協力にとどまるものではなく、国内外で課題解決に取り組むすべての人に求められる力です。語学に加え、社会科学の技法も身に付けることで、世界が求める〝知的チェンジメーカー〞を育てていきたいと考えています」これまでの同大学は、語学や文化を中心とした人文科学を教育の軸としていたが、そこに、政治学、経済学、経営学などの社会科学の要素を融合しているのが新学部の教育の特色の一つといえる。そして、これらのスキルや知識を実社会で使えるものにするために、もう一つ重要な要素となるのが、地域での実践活動である「コミュニティエンゲージメント」(詳細は後述)だ。グローバルスタディーズ学科の大きな特色は、英語で専門科目を学ぶこと。例えば、政治学や経済学などの科目も英語で学ぶことで、地球規模の課題解決につながる幅広い社会科学系の知識や技法を身に付けるとともに、海外の大学で学んでいるのに近い語学運用能力を修得することが可能だ。また、留学生も積極的に受け入れ、日常的に英語でコミュニケーションする環境を作る。さらに、グローバルスタディーズ学科では、国際機関、国際開発金融機関、グローバル企業など、第一線で活躍していた実務家教員が指導を担当。

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