高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2018
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for Parent 2018京都外国語大学1947年創設。建学の精神は「言語を通して世界の平和を」。外国語学部に、英米語学科、スペイン語学科、フランス語学科、ドイツ語学科、ブラジルポルトガル語学科、中国語学科、日本語学科、イタリア語学科を設置。少人数環境による実践型授業で「使える語学力」を養う。専攻言語以外に第2、第3外国語として、19言語から選択できる多言語に挑戦できることも特色である。●DATA〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6TEL075-322-6035(入試センター)http://www.kufs.ac.jp/URL31福祉施設などで活動することにより、学生はキャンパスの中だけでは得られない大きなものを感じとり、成長できるはずです。〝語学+α〞としての実践ではなく、〝社会や地域のために何かをしたい。そのために語学を修得しなければ〞というスタンスで取り組んでほしいですね」(松田学長)海外で実施されるプログラムは学生にとってハードルが高い挑戦になるだろう。だからこそ、その経験は学生に強烈な刺激を与えることになる。 一連の教育を通して京都外国語大学国際貢献学部が育てる知的チェンジメーカーは、鋭い洞察力と行動力をもって、世界の多様な課題に果敢に挑戦するのである。国内外で本物の問題解決「コミュニティエンゲージメント」そして、国際貢献学部の両学科において、人文科学と社会科学が融合した学びを経験の面から血肉化するのが、「コミュニティエンゲージメント(地域社会との連携・協働)」である。実際にコミュニティに入り、教室で学んだ知識を活かしながら、地域の人たちと共に地域課題の解決に取り組む。グローバル観光学科では、京都という地域性を活かし、国内でも行うが、グローバルスタディーズ学科では、欧米、アジアにわたる海外でも実施される。「留学とは異なり、例えば現地の経験の大切さを誰より知る教員陣が、学生たちに主体的な学修のきっかけを与える。「観光」を「多文化間交流」ととらえるグローバル観光学科グローバル観光学科は、もちろん「観光」がキーワード。しかし、同学科では、この「観光」の概念をより広義にとらえている。「今や観光の概念は大きく広がっています。フードツーリズム、スピリチュアルツーリズムなどの体験型・交流型の観光に象徴されるように、観光はまさに〝多文化間交流〞の機会。様々な出会いや発見が生まれるコミュニケーションの場であり、産業としての可能性は急速に拡大しています」(松田学長)その意味で、狭義の観光産業以外の分野でも、「多文化間交流」としての観光について、グローバルな視点から体系的に理解している人材が必要なのだ。そのため、グローバル観光学科では、観光学、経営学、政策科学、京都学などを柱とした教育を提供。観光に新たな価値を創出できる人材を育てていく。なお、グローバル観光学科も留学生を受け入れるが、こちらは、専門科目の授業は日本語で行う予定だ。

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