高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2018
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for Parent 2018しなやかな感性を活かす教育と伝統で人の一生を支える専門職を育て続ける東京家政大学/東京家政大学短期大学部 Tokyo Kasei University創立から137年。いち早く女性のキャリア教育に取り組み、時代のニーズに即したスペシャリストを養成してきた東京家政大学。専門性と女性のしなやかな感性を高める教育の源流と、時代とともに発展し続ける学びに迫る。取材・文/草苅敦子36137年前から力を注ぐ女性の〝自主自律〞「新しい時代をつくるには、独り立ちができ、社会に貢献ができる女性を育てる必要がある」。校祖・渡邉辰五郎氏が〝自律して生きる女性〞育成の重要性を唱え、東京家政大学の前身となる「和洋裁縫伝習所」を創設したのは1881(明治14)年のこと。それはまさに、女性のキャリア教育の先駆けであった。裁縫という自ら生計を立てられる技術だけでなく、読み・書き・算術などの教養教育も当初より行われ、女子の自律への力と意欲を育んできた。渡邉氏が提唱した「自主自律」の精神と「女性の専門性を高める教育」は、創立から137年を経た現在まで脈々と受け継がれている。日本における女性の社会進出度は、世界的に見ればいまなお低い水準が続く。そうした社会状況にあっても、高い専門性と教養を身につけた10万人超の卒業生は社会のさまざまな分野で活躍し、女性の生きる道をしなやかに切り拓いてきた。そしていまも、新しい時代をつくる新しい女性のありかたを、東京家政大学は自らに問い続けている。「生きる」に寄り添い、支えるスペシャリストを育てる大学大学名にもある「家政学」とは、人間の生活全般を支える学問のこと。どうしても家庭生活が中心となる印象は強いが、その学びや研究の対象となる範囲は幅広く、社会に開かれた学問領域である。この世に生まれ、学び、働き、家族を育て、老いて、やがて人生を終えるまで―。家政学は、さまざまなライフステージを支え、人の一生に関わっていく、まさに「生きる」に寄り添う学問でもあるのだ。専門知識を備えたスペシャリストの需要は、どの業界でも高まる一方だ。東京家政大学では、社会が求める専門職の領域の広がりを敏感にキャッチし、学問や専門分野の充実を図りながら、そのニーズに応える学びを提供してきた。そのため、どの学部・学科においても、時代と学びに即した専門性の高い免許や資格を取得することができ、子どもから高齢者まで、あらゆる人々の人生を支えるための学びが揃う。東京家政大学は、時代とともに進化し続けてきた大学なのである。人の一生を支える学びと仕事の分野をカバーする学部・学科が揃う人文学部家政学部英語コミュニケーション学科心理カウンセリング学科教育福祉学科栄養学科環境教育学科造形表現学科服飾美術学科児童学科 児童教育学科健康科学部子ども学部子ども支援学科看護学科リハビリテーション学科作業療法学専攻理学療法学専攻中学校教諭(英語)高等学校教諭(英語)図書館司書養護教諭 認定心理士 図書館司書社会福祉士受験資格精神保健福祉士受験資格中学校教諭(社会)高等学校教諭(公民)図書館司書助産師 看護師 保健師作業療法士理学療法士保育士 幼稚園教諭特別支援学校教諭幼稚園教諭 保育士小学校教諭 中学校教諭(英語)中学校教諭(美術・家庭)高等学校教諭(美術・家庭)学芸員 1・2級衣料管理士中学校教諭(家庭・保健・理科)高等学校教諭(家庭・保健・理科・情報)栄養士 管理栄養士※※2018年4月改組
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