高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2018
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確かに中学時代は上位の成績でも、同様の生徒の集団に入れば相対的に成績が下がることはあります。でも、1年次の位置づけで甘んじずにがんばれるかがどうかが問題。 上記の「子どもの言い分」は、前ページのアンケートに答えてくれた先輩たちのなかで、成績が下がった経験のある人にその理由を尋ねたものです。保護者からすると「そんなの成績が上がってる子も同じでしょ!」と思ってしまうような内容。本企画を監修いただいた日野台高校・佐々木宏先生は、高校入学直後の成績順位が、卒業まで大きく入れ替わらないことを懸念しています。 「急に伸びる生徒もいますし、最終的には個の力に寄るところもありますが、多くの生徒は卒業までそのままいきます。成績の順位や偏差値がすべてではないとはいえ、基礎学力がないと3年生で挽回できないので、1年次が大事なのは事実です」(佐々木先生) 中学のときはテスト前にがんばればなんとかなっていたかもしれませんが、そうはいかないのが高校での勉強。進度が速かったり科目が多いことを自覚しているのなら、1年生の最初から日々コツコツと復習していかないと、3年後に泣きを見るのは子ども自身なのです。1年生の最初でつまずくと卒業までそのままいくことに成績が下がることにも理由があります。保護者には屁理屈にしか聞こえないことについての、現場の先生たちの見方は?だからこそ、毎日少しずつの家庭学習が大事なのですが、そこから逃げている子が多い。後からのリカバリーが大変なので早めに自分なりの学習習慣を作ってほしいです。今の時代にスマホが使えるようになることは必要ですし、持つことが悪いとは言ってません。問題は自分のコントロールができていないことだと思いますよ。科目数に比例して学ぶ量も増えます。でも、授業中に理解できていれば、定期試験ではそれなりの成績は取れるはずなので、授業に集中できていないのでは?自分の成績が下がったんじゃなくて、高校は同じような成績の人が集まっているから仕方ないよね。高校では行事や部活の質量が増しますね。大切なのは、自分で考えながら取り組むことです。自分が成長できる場になるよう、他とバランスを取りましょう。部活も忙しいし、行事の規模が中学とは全然違うから、やることがいっぱいで勉強する暇ないんだよ。高校の授業は中学に比べてとにかくスピードが速すぎてついていけるワケがない。ムリだわ。スマホ買ってもらっちゃったからねー。ゲームとかSNSやるのが楽しくてつい時間がたっちゃう。高校は中学よりも科目が細分化されて数が多くなるから、全部一生懸命やるのは大変なんだよ。40for Parent 2018

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