高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2019
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九州産業大学では2018年度の入試から自己推薦型(AO)入試に「育成型入試」という独自の方式を取り入れました。高校生が出願前に、大学での学びに対する意欲を高め、自分に合った学部学科を探すことができる取り組みとして注目されています。 まず、生徒は出願の希望にかかわらず、6月中旬に同入試のプログラムに登録します。その後、Weekday Campus Visitという同大学が2014年から実施している、普段のキャンパスで、1日大学生になる教育プログラムを受講します。オープンキャンパスとは異なり、大学のKSUアドミッションオフィサーと生徒との面談風景 関西学院大学は2021年度の入試方針として、一般選抜をはじめ、すべての入学試験で学力の3要素を評価する方針を発表しました。「Mastery for Service」というスクールモットーの下、変化の激しい時代に思いやりと高潔さをもって社会変革を起こせる、主体的な学びができる人材を、これまで以上に求めているからです。従来も同学では、入学前に明確な目的をもつ生徒が、入学後に充実した学生生活を送り成果を収めていることから、学びに向かう力を含めた多面的評価を広く取り入れることとしたのです。 学力の3要素の評価の仕方は入試方法や学部によって異なります(図参照)。大学入学共通テスト利用を含む一般選抜入試でも、調査書で学力の3要素を評価することを検討しています。 特に今回の改革で特徴的なのは、総普段の授業を受講するなど、日常を体験できます。受講後は振り返りのレポートを提出。8月下旬に認定資格をもったKSUアドミッションオフィサーと面談を行い、「何に興味があるか」「どんなことを基準に進学先を選んでいるか」などの対話から、本人の想いや考えを引き出し、学部学科のマッチングを図ることが目的です。この時点ではまだ出願前のため、評価する面接ではなく、生徒の意欲を引き出すものです。さらに、面談結果については、KSUアドミッションオフィサーが高校を訪問し、高校教員と共有のうえ進路指導に役立てもらっている点が大き合選抜入試を全学部で導入することです。学力検査の筆記試験をしない一般入試を秋に実施するイメージで、書類審査や面接審査で時間をかけて選抜を行い、高校での学びの成果をじっくりと評な特徴です。「高校と協力して同じ生徒を多角的に理解し、育成の視点で進路づくりを支援する」まさに高大接続型の入試です。2018年度はプログラム登録者の9割近くが同学に出願しています。価を行う入試です。これまでの一般入試で見ることのできなかった学びの成果やプロセスをじっくり手間をかけて評価していく「一人ひとりを見つめる入試」への転換を同学は目指しています。試験種類主な変更点 すべての入学試験●学力の3要素(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」 「主体性・多様性・協働性」)を評価する●英語の4技能(「読む」「聞く」「書く」「話す」)を評価する一般選抜入学試験(大学入学共通テスト利用含む)● 学力の3要素については、調査書の記入事項を加点的に評価(具体例:科学オリンピックなど、学習に関する代表的な取り組みで優秀な成績をおさめた内容を加点対象とする)することを検討しています新たに導入予定の各種入学試験総合選抜入試●1次選考では、調査書、論述、提出書類等による評価●2次選考では、面接、口頭試問、グループディスカッション等による評価探究(課題研究)を評価する公募推薦入試● 現在実施しているSGH・SSH対象公募推薦に加え、総合的な探究の時間での課題研究を通して成長した生徒を多面的・総合的に評価図 関西学院大学2021年度入試の主な変更点10for Parent 2019
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