高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2019
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「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」の動きとして広がっているのが、アクティブラーニング型授業(以下、AL型授業)です。生徒が主体となり、生徒同士が協働してアクティブ(能動的)に学ぶ授業をAL型授業と呼び、決まった型はありません。実践方法も教科によって、先生や学校によって、実にさまざまです。 例えば、数学ではグループワークを取り入れ、みんなで考えながら解法を導き出したり、得意な子が苦手な子に教えたりと、学び合いを通して理解を深めていきます。また、英語では社会問題について英語で自分の意見を書いたり発表したり、グループでディスカッションをしたりして、英語力だけでなく思考力や表現力も身につけていきます。AL型授業では、先生の役割は「生徒に教える」ことではなく、「生徒の知的好奇心や学びへの意欲を引き出し、学び合いの場を創出する」ことです。いわば、 学力の3要素や主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)は、小学校・中学校・高等学校の新しい学習指導要領に共通しているものです。一方、高等学校の新・学習指導要領の特色とも言えるのが、「探究」です。 探究では、生徒が自分の興味・関心から自ら課題を発見し、各教科で学んだ知識を結びつけたりフィールドワークをして情報を収集したりしながら解決方法を探っていきます。そして、最終的にはそれを論文にまとめたり発表したりしてアウトプットします。テーマ設定には学校ごとに特色がありますが、地域が抱える課題の発見と解決策の提案など、生徒にとって身近な社会問題を扱うケースが多くなっています。 探究には、唯一無二の正解はありません。変化の激しい時代、予測不可能な世の中で求められるのは、社会課題に対して新たな価値やサービ学びのファシリテーターなのです。 「アクティブ・ラーニング=対話的なスを創出したり、正解のない問いに対してその時にできるベストソリューションを提案したりという、生み出し発信する力です。そんな力をつけるための学びが、探究なのです。主体的・対話的で深い学びで教科学力+αを身につける対話的な活動を重視しつつ、知識や技能の習得も意識自ら課題を見いだし、解決策を探っていく図 「主体性・対話的で深い学び」の視点による授業改善への取り組み教員個人単位で取り組んでいる学校全体で組織的に取り組んでいる学年や課程・学科・コース単位などで取り組んでいる取り組んでいない。把握していない。取り組んだがうまくいかず戻したリクルート進学総研実施 「高校教育改革に関する調査2018」より図 「課題研究」の論文テーマ例(大阪市立大阪ビジネスフロンティア高校)論文テーマ町の書店の減少について音楽は人に貢献している?マレーシアヤクルトの今までとこれから~日本企業が海外のローカルブランドに勝つには~百舌鳥駅に快速電車を停車させるにはバター不足と酪農家について今後の日本映画宣伝のあるべき姿通販サイトAmazon.comが成功した仕組みどうすれば待機児童は減るの?そこから見える日本の経済と実態について12for Parent 2019

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