高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2019
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for Parent 2019リアルな体験とコミュニケーションが引き出す、高いモチベーション國學院大學 Kokugakuin University保護者や学生が大学に寄せる「就職への期待」がより高まりをみせる今、独自のキャリアサポート体制で存在感を増すのが國學院大學である。その戦略と狙いについて、同学学生事務部長の藤形正俊氏に話を伺った。取材・文/酒井 摂34就活のモチベーションが上がる心躍る仕掛けとは「優良企業と学生との接点を数多く用意し、やる気になった学生には最高のパフォーマンスが発揮できる場を惜しみなく提供していく。それが、本学のキャリアサポートです」。國學院大學学生事務部長・藤形正俊氏はそう意気込みを見せる。リクルート出身の藤形氏は同社事業部長等を歴任したのち、大学に転身。主にキャリアサポートの分野でモチベーション・マネジメントの専門的な知見を活かした活動を行っている。就職支援の現場で藤形氏が多くの学生と向き合い見えてきた、若者の姿があるという。それは日本のバブル崩壊後に生まれた彼らが向ける「働くこと」へのネガティブな視線だ。藤形氏は次のように説く。「働く現場に行けば、とてつもないバイタリティや使命感を持って仕事に取り組むモチベーションの塊のような職業人に出会えます。しかし、体感する機会がない学生には、そんな人がいるとは想像すらできません。この後ろ向きの姿勢を変えるためのリアルな情報や体験にふれる場が、キャリアサポートには欠かせないのです」視野を広げ、気付きを得る 『業界セミナー』の熱気國學院大學のキャリアサポートでは「リアル」をキーワードに、就職活動に向かう学生のマインドをポジティブに変えるための仕掛けを数多く用意している。その好例が、3年生の就職活動が本格始動する秋に開催の『業界セミナー』だ。各業界のトップ企業を学内に招き、2カ月間ほぼ毎日開催している。2018年度は約100社が登壇し、延べ6000人の学生が参加。会場は連日、学生たちの熱気に包まれた。例えばBtoB業界には事業規模が大きく、世界的な優良企業が数多くあるものの、就活を始めたばかりの学生には馴染みが薄い。そこで同セミナーでは、BtoBの現場を熟知する企業担当者から臨場感溢れる話やビジネスの醍醐味をたっぷりと語り尽くしてもらう。こうして日本企業の面白さ、奥深さを知り、多様な業界の最新動向、仕組みにふれることは、学生がそれまで気付かなかった業界や企業に出合うチャンスとなるのだ。さらに特筆すべきは、これを企画・運営し「情報を足で稼ぐ」キャリア(左上)キャリアサポート課には、毎年秋になると『内定者アドバイザー』が日替わりで常駐。人気の高いエアラインやマスコミ、金融業界などから内定を得た4年生約30名が、3年生にアドバイス等を行っている。(右上)数多くの就職支援プログラムがあり、「エアライン講座」も好評だ。2019年3月卒業予定者では、日系の大手航空会社2社の客室乗務員職をはじめ、エアライン業界で14名の4年生が内定を得ている(2019年2月現在)。(左下)渋谷・表参道・恵比寿の3駅からのアクセスが可能な「渋谷キャンパス」は、就職活動の際もアドバンテージとなる魅力的な立地だ。
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