高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2019
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for Parent 2019千葉商科大学巣鴨高等商業学校(1928年)を前身として1950年開学。現在は商経学部、政策情報学部、サービス創造学部、人間社会学部、国際教養学部を擁し、独自のプロジェクトによる実学教育で内外から高い評価を受けている。同大学の学生を積極的に採用する「CUCアライアンス企業」789社(2019年1月現在)との提携や資格取得サポートなど、キャリアサポートにおいても高い実績を誇る。●DATA千葉県市川市国府台1-3-1TEL047-373-9701(入学センター)http://www.cuc.ac.jp/URL37学部を超えた連携が、さらに大きな力が生み出す「地域政策コース」と「メディア情報コース」を持つ政策情報学部も、昨年は人間社会学部とともに、初めて「真間あんどん祭り」に参加。新たなプログラムとして弘法寺祖師堂をスクリーンとしたプロジェクションマッピングを実施し、告知ポスターなどの広報物の制作も担った。政策情報学部3年の戸倉さんは、イベントの広報物のデザインを担当。「せっかく自分のデザイン力を試す機会をいただいたからには、目新しい作品にしたいと考えました。例えば、お祭りの事前に開催される行灯づくり教室の告知案内では、子どもが手に取ることを考え、読みやすい書体を選ぶなどの工夫をしました」学びの内容や得意分野の違う2つの学部が連携することで、1つの学部では実現できない幅広い取り組みを行い、より強く地域を活性化する。「やってみる」という学び方が大学全体に浸透しており、その上で各学部が特色ある取り組みを行っている千葉商科大学ならではの光景である。社会からも注目を集める千葉商科大学の学び「真間あんどん祭り」の取り組みは社会からも高く評価され、人間社会学部は、一般社団法人社会人基礎力協議会と経済産業省が共催する「平成30年度人生100年時代の社会人基礎力育成グランプリ」で入賞。また、真間行灯ライトアップ企画実行委員会が、「第12回市川市景観賞」を受賞した。政策情報学部も、「第24回いちかわイイネ!映像・CMコンクール」の映像部門でグランプリを受賞した。授業で学んだ理論を現場で実践することで、学生たちは新たな課題を見つけ、たくさんの気づきを得る。今後も、地域が抱えるさまざまな社会的課題に学生として何ができるのか、研究が続く。自分たちの手でプロジェクトをやり遂げた経験が、主体的に未来を切り開いていく「生きるチカラ」につながるのだ。政策情報学部が企画・制作を手がけたプロジェクションマッピング。「夏」をイメージした映像と音楽が、祖師堂を幻想的に彩った。

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