高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2019
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に、日本企業の海外進出もさらに続伸することが予想され、日本にいてもいなくても、グローバル化の波にもまれていくのが子どもたちの生きる時代なのです。 昔とは異なる時代を生き抜くために、世の中で求められている力が変わってきています。文部科学省で審議されてきた「高大接続改革」と呼ばれる教育改革では、今まで重視されてきた「知識・技能」に加え、「思考力・判断力・表現力」を身につけ、「主体性をもって多様な人々と多様な場面で協働する」力が求められています。それが「新しい学力の3要素」です。これらを身につけるために、高校教育、大学教育が変わろうとしており、その力を問おうとしているのが新しい入試なのです。高校、大学、入試の3つが三位一体となって変わる「高大接続改革」が始まっています。 2020年度から「大学入試センター試験(以下センター試験)」が「大学入学共通テスト」に代わりますが、私立大学や国公立の二次試験など大学個別の入試も既に変わり始めています。 入試がどのように変わり、学校現場はどう変わっているのか、今の時代に求められる力をつけるために保護者や家庭でできることは何かを見ていくことにしましょう。 2020年度に、現在の「大学入試センター試験」に 入試が変わる理由は、世の中全体が大きく変わっている 保護者はどう支援していったらよいのでしょう? そのために、学校現場はどうなって 図 入試における学力の3要素の評価ポイントの変化これからの時代に社会で生きていくために必要な「主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度」を養う。自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な「思考力・判断力・表現力等の能力」を育む。十分な知識・技能を習得する。野村総合研究所『知的資産創造』2018年7月号より● 抽象的な概念を整理・創出することが求められる(例:芸術、歴史学・考古学、哲学・神学など)● コンテクストを理解したうえで、自らの目的意識に沿って、方向性や解を提示する能力● 役割が体系化されておらず、多種多様な状況に対応することが求められる● 予め用意されたマニュアルなどではなく、自分自身で何が適切であるか判断できる能力 ● 理解・説得・交渉といった高度なコミュニケーションをしたり、サービス志向性のある対応が求められる● 自分と異なる他者とコラボレーションできる能力※ソーシャル・インテリジェンス(社会的知性)=コミュニケーションや協調性などの能力 5for Parent 2019
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