キャリアガイダンス保護者版2020
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for Parent 2020「やってみる」という学びで地域活性。知識を試し、社会で使えるチカラへ千葉商科大学 Chiba University of Commerce千葉商科大学の「やってみる、という学び方」は、教室で学んだ知識を社会に向けたさまざまなプロジェクトの中で実践する学び方。実際の地域や企業と連携した取り組みを通して、社会で使えるチカラを磨く。取材・文/山路晃平40市川市民の手作り行灯で大学近隣の地域を活性化千葉商科大学に隣接する真間山弘法寺(ままさんぐほうじ)は、1000年以上の歴史を持つ地域のシンボル。昨年7月21日、この真間山弘法寺の石段や境内に色とりどりの行灯が並べられ、夏の夜を彩った。千葉県市川市真間で行われている「真間あんどん祭り」は、近隣5校の小学生などが作った行灯で、弘法寺の石段から真間の商店街までをライトアップするイベント。地域活性化や高齢者福祉など、地域の社会的課題の解決をめざすとともに、多世代の交流の機会を提供し、地域への愛着を深める一大プロジェクトだ。企画・運営を担うのは、千葉商科大学人間社会学部の学生チーム。弘法寺、真間地区の商店街有志、市川市役所、地域の小学校や病院、そして総勢約170名の学生スタッフが協働して創り上げる。2015年に始まり、昨年で5年目を迎えたこのイベント。行灯の数、参加店舗数、来場者数などが毎年右肩上がりに増加し、地域の夏の風物詩になりつつある。産学官民が連携した活動として、近隣住民からの評価も高く毎年期待されている。昨年は新たな取り組みとして、誰でも参加できるフォトコンテストやホームページを制作し、情報発信にも注力。また、地域の子どもたちと制作した「巨大きらめき行灯」を会場に設置するなど、イベント当日の見どころを増やし、地域の人たちへの認知向上につなげていった。試行錯誤を繰り返す中で成長していく学生たち人間社会学部3年の代田千英さんは、学生スタッフの代表として、学生組織の全体指揮や地域の人々との交渉に取り組む中で、様々な課題にも直面した。「来場者は年々増え、それに従い、私たち学生スタッフの組織も大規模に。組織内での情報共有にまず一苦労しましたが、活動を円滑に進めるための『報・連・相』を徹底していくことを心がけるようにしました。このプロジェクトの経験を活かし、今後は市川市の枠を越えて他の地域の活性化の企画にも携わっていきたいです」この成功体験が、新たな課題に取り組む自信となり、学生を成長させる。(右)行灯作りのワークショップは、対象を真間地区の子どもたちから市川市民全体に拡大。当日には「きれい!」「これ描いたやつ!」と喜びの声が上がった。(右下)夜になると約400個の手作り行灯が、弘法寺参道から真間の商店街までを照らす。ライブパフォーマンスやビンゴ大会、浴衣の無料レンタル着付けサービスなども行われた。

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