キャリアガイダンス保護者版2020
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for Parent 2020●DATATELURL41千葉商科大学巣鴨高等商業学校(1928年)を前身として1950年開学。現在は商経学部、政策情報学部、サービス創造学部、人間社会学部、国際教養学部を擁し、独自のプロジェクトによる実学教育で内外から高い評価を受けている。同大学の学生を積極的に採用する「CUCアライアンス企業」約830社(2020年1月現在)との提携や資格取得サポートなど、キャリアサポートにおいても高い実績を誇る。千葉県市川市国府台1-3-1047-373-9701(入学センター)https://www.cuc.ac.jp/学部を超えた連携が、さらに大きな力を生み出す「地域政策コース」と「メディア情報コース」を持つ政策情報学部も、人間社会学部とともに、前回に続いて2回目の参加。ポスターやチラシといった広報物の作成に加え、1回目の実施で好評を博した弘法寺祖師堂をスクリーンとしたプロジェクションマッピングや、お祭りの様子を記録するドキュメンタリー映像の制作を手がけた。政策情報学部4年の塙さんは、今回の参加にあたり初の試みに挑戦。大学の最寄り駅である国府台駅を、可愛く装飾した行灯で飾ることでメルヘンチックな空間を作り、お祭りをPRする「Merukawaあんどん」を企画した。「公共の場を可愛く演出することで人に喜んでもらえる作品制作を以前から考えていました。そんな時、京成電鉄さんからお祭りのPR計画として行灯を設置するお話が上がったことを聞き、チャンスとばかりに企画を提案しました」会議を通して正式に採用された企画は、お祭り本体とは別に約200個に及ぶ小さな行灯を制作するプロジェクト。子どもたちの協力を得て実現したイベントは、駅利用者からも好評を得た。学びの内容や得意分野の違う2つの学部が連携することで、1つの学部では為しえない幅広い取り組みが実現。学生一人ひとりの意欲によってさらに進化する様は、まさに「やってみる」という学び方が体現されているといえよう。実社会での活躍に直結する千葉商科大学の学び授業で学んだ理論を社会の現場で実践することで、学生たちは新たな課題を見つけ、たくさんの気づきを得る。今後も、地域が抱えるさまざまな社会的課題に学生として何ができるのか、研究は続いていく。プロジェクトに対し、学生たち自らが課題を見つけて目標を設定し、やり遂げた経験が、主体的に未来を切り拓いていく「社会で使えるチカラ」につながるのだ。行灯の装飾素材には、子どもも扱いやすい折り紙やリボンを選択。個性あふれる行灯により、駅構内の一角は可愛らしく演出された。

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