キャリアガイダンス保護者版2020
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for Parent 2020ーケティング手法など、業界の最前線から得た情報を活用し、オープンキャンパスで高校生に「いかに杏林大学の魅力を伝えるか」を学生自ら考えていく。これまで実施した主な活動は、オープンキャンパスでのPRはもちろん、「高校訪問」という形でも実現されている。またPR用の動画も制作。いずれも、学生自ら企画から実行までを手がけ、一定の成果をあげている。この活動は学生の主体性を育むと同時に、通常ではなかなか経験することのできない「企業との協働」という社会活動の側面もあり、学生たちの大きな経ョン手法も学ぶことができる。前回副理事長プレゼンで採用された「ナイトオープンキャンパス」は、実際予算を投じ実現させることとなった。もちろん学生たちの手で。自分たちが考えた企画が採用され、形となり世の中に出ていく経験は、学生たちの大きな自信となっている。3期、4期と新たなメンバーを迎え、今後も活動は続いていく。取り組みを通じ学部や学年を超えまた社会人と交流し、コミュニケーション力の向上をはじめとして、社会で生き抜くための様々な力が養われていくだろう。学生たちのさらなる成長を今後も期待したい。験にもなっている。活動の総仕上げ副理事長プレゼンを実施MITAI×INOKASHIRAの最大の取り組みは、「副理事長プレゼン」だ。これは、学生たちが大学をPRするアイデアを考え、経営層に直接提案するというもの。一人30本以上のアイデアを出し、約3ヶ月かけてブラッシュアップしながら実現性の高いものに仕上げていく。一連の流れの中で本物の広告作りに触れ、「アイデアをどう伝え、相手をどう納得させるか」というプレゼンテーシ(上)副理事長プレゼンにて採用された「ナイトオープンキャンパス」の様子。夜ならではの演出としてキャンパス全体をライトアップ。高校生に向けて灯篭のワークショップを開催するアイデアも盛り込んだ。この企画に参加した高校生が実際に入学を希望するなど、一定の成果をあげている。(左)副理事長プレゼンの様子。2期目は事前審査を通過した3名が本番プレに臨んだ。副理事長プレを勝ち取った案が今年もまた実現に向け始動する。杏林大学21世紀に活躍できる人材育成のため、常に新しい教育を推進。学部間や地域との連携教育を充実させ、グローカルな視点を持ち、グローバル社会に即した教育を実践している。井の頭キャンパスは留学生との交流の場である国際交流プラザや、ネイティブ教員と自由に語り合う英語・中国語サロンなどの施設も充実。教員と学生の距離が近く、学生に寄り添った少人数教育を行なう。●DATA井の頭キャンパス : 東京都三鷹市下連雀5-4-1TEL0422-47-0077(入学センター)http://www.kyorin-u.ac.jpURL信頼できる仲間に会えて、チームで協力する大切さを実感外国語学部中国語学科 4年大原 健楽 学生広報スタッフには3年生の時から、1期生として参加しました。取り組みの中で魅力に感じた点は「自分の思いを形にできる力が付く」ということ。社会に出た時に必ず必要となるスキルだと思いました。活動を通じ実際に形にできたことはたくさんあります。1つ目は、オープンキャンパスでの企画です。専攻する中国語学科所有の、同時通訳ブースの紹介をキャンパスツアーに新たに組み込みました。これは、よく国際会議などで見かける通訳者専用の施設ですがこの設備を伴う大学は珍しく、高校生にも興味を持ってもらえると考えたからです。当日は同時通訳の疑似体験も実施し、たいへん好評でした。 活動を通じもう一つ、得られたことがあります。それは仲間と協力する大切さを知ったこと。これまでの自分は、個人プレーが多く、その方がうまくいくという考えが強かったわけですが、MITAI× INOKASHIRAの活動を通じ人それぞれ色々な考えがある、意見を重ねることでより良いものが生まれると知りました。目標を実現できた時の達成感も、これまでに感じたことのないものでした。同じ熱量を持った信頼できる仲間との出会いが、自身の成長に繋がったと思います。47
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