for Parent 202110年・20年先を見据えた支援で「未来を選ぶ力」、「考える力」を育む明治大学 Meiji University「あらゆる「個」に寄り添い、就職を実現させる支援創立以来、明治大学を巣立った多くの卒業生は、「個」を武器にさまざまな分野で活躍している。就職支援の取り組みが高く評価され、「就職の明治」として広く知られている「個」を強くするその取り組みには、どのような特徴があるのだろうか。明治大学では法学部から数理科学と情報技術の最先端を学ぶ総合数理学部まで、文系・理系あわせて10学部28学科の学生約30000名が、4つのキャンパスで学んでいる。学部卒業後は大学院へ進学する学生も多く、学部生、院生自身の専門性を生かした活躍の場はあらゆる業界・業種、国・地域へと広がりを見せている。これらの多種多様な「個」に寄り添い、学生との対話を通して志望を引き出し、サポートしていく明治大学の姿勢やキャリア支援が、「就職の明治」と言われる所以である。10年・20年後を見据えた成長を支援するプログラム明治大学のキャリア支援の大きな特徴は、3・4年次の就職活動のためだけではないというところだ。低学年向けのキャリア支援にも力を入れており、将来のキャリアプランとも密接にかかわる大学時代の様々な経験を後押しするプログラムを、初年次から数多く提供している。「社会人との接点を増やし、将来の選択肢を広げる」、「学生生活を充実させるきっかけの提供」の2つを主な目的としており、ただ単に就職活動の支援をするのではなく、『学生自身の成長』の部分までもを担っている。「相談」「支援行事」「情報提供」の3つの観点から学生をサポートする就職キャリア支援センターは、4キャンパスすべてに設置されており、約25名の専任職員が社会の変化に対してスピード感を意識して、常に新たな支援を模索している。それぞれの「個」にマッチさせたサポートではあるが、あくまでも判断し、行動する主体は学生。その学生の取り組みをサポートしている。1・2年生のうちから就職キャリア支援センターの行事に積極的に参加する学生も多く、一度利用するとリピーターになる学生が多いというのがその信頼の証ともいえよう。学生の成長と主体的な就職活動を促し、サポートする明治大学は「就職の明治」として広く知られている。目の前にある就職のためだけではない、学生個々の未来を見据えた、明治大学ならではの支援を紹介しよう。取材・文/野影文香36(上)オンラインによる課題解決型(PBL)プログラム:総合出版社の現役編集者に、既存キャラクターの認知向上案を提案するプロジェクト。編集者からのフィードバックを糧に、企画の難しさややりがいを実体験として学ぶ。(左)オンライングループ相談会:オンラインによる「就活なんでも相談会」を実施。学生にとってコロナ禍にあって、安心材料となる情報を得ることができる貴重な機会となった。
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