キャリアガイダンス保護者版2021
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for Parent 2021いち早く就職支援をオンラインで開催新型コロナウイルスの影響を受けた就職活動ではあったが、明治大学ではグループ相談会をオンラインで迅速に対応。オンライン面接のポイント解説や質疑応答が行われた。情報の少ない中で他の学生の状況が分かり、安心感につながったという。以上実働し、プログラム終了後は事後面談や成果報告会が用意されている。さらに2023年には留学経験者を年間4000名とするヴィジョンを掲げている明治大学では、インターンシップにおける海外での経験もキャリア形成に重要と考えている。「海外インターンシップ」という海外での課題解決プログラムでは、3カ月にわたる事前学習を経て、課題に対する仮説設定を行い、様々な基礎知識を身につけてジャカルタへ渡航。仮説を検証するために現地でリサーチを行うなど、単なる提案にとどまらない「就職の明治」ならではの取り組みが行われている。インターンシップで視野を広げ、将来を見極めるインターンシップを重要なキャリア教育の一環として位置づけており、一般的に3年次以上が参加することの多いインターンシップに1年次から参加できる。早期から社会を知ることで自らの適性や能力を見つけ、大学での学習意欲を高めながら職業意識を身につけられる。「ALL MEIJIインターンシップ」は約320社の企業・団体と明治大学が提携して行われるプログラムで、全学部の学生の参加が可能だ。事前学習として自己分析や企業研究を行った後、5日以上かつ35時間372020年3月卒業生の主な就職先(左上・右上)インドネシア大学の構内や現地のショッピングモールでアンケート調査を実施。各チームともに平均500名にアンケートを行い、提案の方向性や調査内容を調整した。(左)現地で働いているビジネスパーソンとのディスカッション、現地の明治大学OB会を通してインドネシア人の考え方や文化、海外で働くことのやりがいを学ぶ。※画像はいずれも「海外インターンシップ」明治大学での学びや経験が現在の仕事に活きている政治経済学部 地域行政学科卒会計検査院勤務佐野 葵 さん 就職支援が手厚いことや、課外活動が盛んであることが決め手で明治大学に進学しました。元々、人々の暮らしを支えたいと思い公務員を志望していましたが、学友と将来の話をするにつれて他業種にも興味が湧いてきました。そこで、学内で公務員試験対策を行う行政研究所で学びながら、就職支援行事に参加したり、OBOGの方のお話を伺ったりして将来を模索していました。 中でも、学部の講義で地方自治体の首長らのお話を聴けたことや、インターンシップに参加して行政の課題について考えたことは、進路選択に役立っただけでなく仕事を行う上でも貴重な財産となっています。 私は大学時代体育会に所属し、選手として練習に励むのと同時に部の運営も行いました。体育会と学業の両立は難しかったですが、果敢に挑戦し、達成できたことは大きな自信になっています。ゆくゆくはマネジメント業務に携わることから、体育会活動で培った、「自ら考え、人々を率いていく力」や、「多様な価値観に触れ、ものの見方が豊かになったこと」がとても活きると考えています。 明治大学で様々なことに全力で取り組み、楽しく充実した大学生活のなかから得た経験は、素敵な将来につながっていくと思います。明治大学文理10学部28学科を擁する明治大学。「分野の垣根を越えて幅広く物事をとらえる視点」を養うプログラムが整う。学生が授業の主体となるアクティブラーニングも多数導入。その中でも多くの学部で実施されるゼミナール形式の授業では、10~20名程度の少人数でディスカッションやプレゼンテーションの能力を高めている。有力企業と連携した問題解決学習やインターンシップなど、実践的な授業も豊富。●DATA駿河台キャンパス:東京都千代田区神田駿河台1-1TEL03-3296-4545(代)https://www.meiji.ac.jp/URL・東京特別区  60名・国家公務員 一般職      56名・三井住友海上火災保険(株)  25名・(株)三井住友銀行  23名・東日本旅客鉄道(株)  20名・日本アイ・ビー・エム(株)  18名・パナソニック(株)  17名・(株)NTTドコモ  14名………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

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