キャリアガイダンス保護者版2021
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for Parent 2021「夢が使命感に変わる」聖徳で育まれる人間性現在の児童学部で学ぶ学生たちは、子どもの成長に責任を負う教員や保育者を目指し、免許資格を取るための学びではなく、児童学・教育学の研究を深めながら、自らの成長にも努めている。そんな学生生活の過程で、教員や保育者になる「夢」が「使命感」に変わっていくという。その根底には、他者の幸せのために努力を惜しまない、聖徳だからこそ育まれる人間性がある。「教育を通して人間形成に寄与したい」との志は教育学部により進化した形で引き継がれていく。育学科では学生全員がノートパソコンやタブレットの携帯が義務づけられ、ICTの基礎的なスキルを1年次より習得。プログラミング学習も導入される。また、グローバル化に伴う、子どもや保護者の国籍の多様化に対応するため、語学学習にも力を入れる。4年次の段階での実用英語技能検定2級取得の全員義務化や海外の小学校でのオールイングリッシュ研修も予定されている。「新たな教育学部で養うのは、社会のあらゆる場で活かせる力です。卒業して、一般企業で活躍してもいい。教員養成という枠に縛られず、『キャリアの幅を広げられる教育学部』を目指します」。指導法を学ぶことで、専門性と実践の融合を目指す。幼児教育・保育におけるリーダーを養成する一方、児童学科が目指すのは、幼児教育・保育におけるリーダーとなれる人材の養成だ。今、現場では、園の運営を把握し、園長や副園長の実務を補佐したり、若手をまとめ、経営陣との橋渡しができる存在が求められている。そこで、「危機管理」「行事運営」などの指導法開発の授業を設け、従来の教員・保育士養成教育とは異なるアプローチで学んでいく。「現場の課題を自ら見出し、チームワークによって解決に導いたり、同僚とのスムーズなコミュニケーションだけでなく、良い所を伸ばすことができる保育者を輩出していきます」と増井副学長は言う。また、保護者に対する幼児教育の啓発の重要性が高まる中、保護者と的確にコミュニケーションを取り、信頼関係を築き、地域と連携していける力も育てていく。ICT教育や英語教育など現場の新たなニーズに応える現代社会のAIやICTの発達は、教育にも変化をもたらしている。教聖徳大学女性総合大学として、自立した女性として世の中を凛として生き抜くための豊かな教養、高い専門性、他者を思いやる協調性とそれらを発揮するための基礎力を着実に育む。児童学部、心理・福祉学部、文学部、人間栄養学部、看護学部、音楽学部、短期大学部を擁し、教育・保育のみならず、管理栄養士、看護師、福祉分野でも高い実績を残している。●DATA〒271-8555 千葉県松戸市岩瀬550TEL047-366-5551(入学センター)https://www.seitoku-u.ac.jp/URL41

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