保護者のためのキャリアガイダンス2022
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大学入学共通テストの出願は高校で取りまとめて行う。出願書類には受験科目の記入が必要なため、それまでに志望校受験に必要な科目を調べておく必要がある。3年生になると模試の受験回数が増加。マークシート式、記述式、大学・分野特化型などさまざまな種類の模試があるので、志望に合わせて計画的に受験する。1・2年の学習を土台に、まずは基礎・基本の定着に注力し、秋からの応用力養成につなげる。第一志望合格のための学習到達ラインを確認し、夏休みの学習戦略を立てる。総合型選抜は受験時期が早く、提出書類作成に時間がかかるため、希望者は春から準備を始める。将来の目標や進学後に学びたいことを明確にしておくことが大切。部活動引退後は、放課後時間の使い方が変わります。保護者は夕飯の時間を見直すなど、新しい生活リズムづくりに協力を。生活切り替えサポート入試スケジュールや家庭でのサポート方法、奨学金などについて説明がある。具体的な志望校、受験対策について三者で確認。早めに進学費用を見積もり、子どもの希望とすり合わせておきましょう。奨学金の利用が必要な場合は、準備を始める時期です。進学費用の確認夏休みの過ごし方に影響するので、目標を下げるのではなく、目標に近づくための面談にしましょう。志望校のレベルを下げたり受験科目を削ったりといった検討は、秋以降で間に合います。「目標に近づくため」の面談にする3年生は夏の大会後に引退というケースが多い。これまでの集大成として最後にひとがんばりし、引退後は新しい生活リズムに切り替える。最後まで諦めずに取り組むことで、受験勉強に対する主体的な姿勢にもつながる。高校生活最後の大きな学校行事。仲間と完全燃焼したという達成感・満足感をもって、受験勉強への集中につなげる。学校によっては春に開催し、早期に受験対策に入る。1~2年での経験を生かしてクラスや部などのチームで取り組むことで、協働性や思考力、判断力の成長が実感できる。オンラインで個別相談可能な学校も。受験勉強のモチベーションアップにも効果的。【参考:63ページ】22for Parent 2022

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