保護者のためのキャリアガイダンス2022
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for Parent 2022ために教育はどうあるべきか。千葉商科大学では、大局的見地に立ち、時代の変化を捉え、社会の諸問題を解決する高い倫理観を備えた指導者を指す「治道家」を育成するため、SDGsに貢献する学びを通して幅広い教養を身につける等、実学の実践を重視している。また、研究・社会貢献においては、環境・エネルギーを始め、会計学の新展開、CSR研究と普及啓発、安全・安心な都市・地域づくり等、持続可能な社会づくりに貢献する4つの学長プロジェクトも進んでいる。社会から必要とされる大学であり続けるために、千葉商科大学は社会の変化に合わせてさらなる進化を続けている。するために「まちなみ塾」を開催。通年で通うフィールドを設定し「あるく・みる・きく」を繰り返しながら、現地の方から次世代のまちづくりの在り方を学んでいる。国際教養学部の「千葉日報 新聞制作プロジェクト」では、(株)千葉日報社で新聞づくりに必要な研修を受けながら、社会課題をテーマに記事を執筆。企画を具体化するため現場に足を運び取材を行う等、社会の多様な課題と向き合っている。幅広い教養と高い倫理観を備えた「治道家」を育成する急速に変化する時代に対応する社会の課題を解決する実学を実践する学びを2030年までに持続可能な世界をめざすことを定めた国際目標であるSDGs。千葉商科大学では実学を通してSDGsに貢献する学びを積極的に取り入れている。商経学部では、企業が提示する課題に解決策を提案することで、現代社会が抱える様々な課題への理解を深める「オナーズプログラム」を実施。千葉県の経済活性化をテーマに、その魅力を再発見できる観光プランを提案した。政策情報学部の「ゲーミングシミュレーションプロジェクト」では、地域政策コースとメディア情報コースが協働して、現代の社会課題をテーマにしたシリアスゲームを制作。より多くの人が楽しみながら社会課題への理解を深め、自分ごと化できるように工夫を凝らしている。サービス創造学部の学生が中心を担う「CUCエシカル学生クラブ」では、フェアトレード認証商品を販売するコミュニティ・カフェの企画や運営等を通して、SDGsやエシカル消費(つくる責任、つかう責任)の啓蒙活動に注力している。人間社会学部では、SDGs「住み続けられるまちづくりを」を実現千葉商科大学巣鴨高等商業学校(1928年)を前身として1950年開学。現在は商経学部、政策情報学部、サービス創造学部、人間社会学部、国際教養学部を擁し、独自のプロジェクトによる実学教育で内外から高い評価を受けている。同大学の学生を積極的に採用する「CUCアライアンス企業」約901社(2022年1月現在)との提携や資格取得サポート等、キャリアサポートにおいても高い実績を誇る。●DATA千葉県市川市国府台1-3-1TEL047-373-9701(入学センター)https://www.cuc.ac.jp/URL43これからの未来に貢献する各学部のおもな取り組みオナーズプログラム企業の課題に対して解決策を提案する特別教育プログラム。2021年度は近畿日本ツーリスト(株)の課題「観光の力で千葉県内の観光需要の回復・地域経済の活性化を実現する」に対して観光プランを発表。ゲーミングシミュレーションプロジェクト様々な社会課題(ウイルス、ポイ捨て、人口問題等)をテーマにしたシリアスゲームを制作。ゲームのプレイヤーが、社会課題の現状や課題、解決策を学び、興味関心を持つきっかけになることをめざしている。CUCエシカル学生クラブ学生や教職員、地域住民に向けて、人・社会・環境に配慮した消費行動「エシカル消費」を実践してもらえるよう活動する学生団体。フェアトレードやオーガニック認証商品を広めるため、学内外での活動を展開。まちなみ塾現場のまちにアイデアを学びながら、次世代のまちづくりのプランを企画するプロジェクト。2021年度は千葉県香取市の水郷佐原を舞台に、観光客と住民がお互いにWin-Winの関係を生み出すまちの在り方を考察。千葉日報新聞制作プロジェクト地元の新聞メディアである千葉日報が主催する新聞制作プロジェクト。2021年度は、動物愛護ボランティアを取材して「コロナ禍の保護犬・保護猫のゆくえ」について調査・発信した本学のチームが優秀賞を受賞。

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