お金をどこから調達してくるか。非常に難しい問題です。子どもの望む教育機会を奪いたくない、でも実際問題、お金がない…。そんなときはどう対話すれば? 「よく、貯金がない=だらしない人間、のように、お金の状況と人格を重ねてしまうことがあります。でも、そのお金と人格は別問題。たとえ今、親だけで十分に進学費用を出せない状況だとしても、親として失格では、と罪悪感を覚える必要はないのです。子どもにも率直に話して、どこから資金を調達してくるか、ざっくばらんに相談したほうが建設的」奨学金や教育ローンといった選択肢のほかに、家庭によっては頼れる親族がいる、というケースもあるかもしれません。「他人を頼れることは、真の自立とも言える。お金はただのお金です。人格とは切り離し、極力〝お金のせい〟にしながら話してみてください」2022年4月から成年年齢が人になると、親の同意を得なくても、自分の意思でさまざまな契約ができるようになります。また、父母の親権に服さなくなるため、自分の住む場所や進路も自分の意思で決められるようになります。しかし、契約にまつわるルールやリスクを知らないまま、安易に契約を交わしてしまうと、トラブルに巻き込まれる可能性も。知識の乏しい18歳を狙う、悪質な業者もいるようです。18歳になれば進路だけでなくお金の使い道も自分で決めて、契約まで一人でできるようになる。だからこそ、高校生のうちから気軽に親子でお金の話ができる関係性を築いておくことが、トラブル回避にもつながるはず。2022年から金融教育の授業が始まった高校も多いため、「お金や契約について授業でやった?」などとお子さんに聞きながら、話してみてください。足りなくても罪悪感は不要。頼れることが真の自立! 18歳に引き下げられました。成【家計の状況はオープンに話して】【本来の目的を見失わないように】あと150万くらい、用意しなきゃ。私が払うよ。最初の2年間くらいがんばってバイトすれば払えるんじゃないかな。バイト掛け持ちして…。できるだけ人に頼りたくないから、自分でまかなう!だけど、せっかく進学するのに、それだと支障が出ないかな。いろいろな講義や実習を受けたいから〇〇大学を目指しているのに、バイトばっかりだと受けられないかも…。確かに…。おばあちゃんがいつも気にかけてくれてるから、少し話してみようか。うん、一緒に相談したい!進学費用だけど、今、うちにある貯蓄だけでは足りなそうなんだ。えっ! じゃあ進学は諦めたほうがいい?あなたの希望を叶えたいから、どんなふうに足りないお金を補うか、相談してもいい?いくらくらい足りないの?受験費用と入学料は私たちの貯金から出せる予定。授業料で…ざっと150万くらいかな。お金を補う方法って、どんなのがあるの? 奨学金とか? 返せるのかな…。一緒に調べてみよう。(28ページの「資金のつくり方」の記事を、ぜひ一緒に読んでみてください)for Parent 202322
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