キャリアガイダンス保護者版2024
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建築士資格の早期取得を実現する教育システムも柱の一つだ。建築士資格は建物の設計や工事監理を行うために欠かせない業務独占国家資格で、「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」があり、資格に応じて設計できる建物の用途、規模、構造が定められている。とはいえ、取得のハードルは高い。建築士試験の受験資格が得られるのは大学や専門学校の卒業時がほとんど。建設業界で働きながら資格スクールに通い、30歳前後で合格を目指すのが一般的なルートだ。ただ、仕事との両立は簡単ではなく、スクール費用もかかる。加えて、一級建築士の合格率はわずか1割ほどと難関資格の一つで、時間や経済的な負担からあきらめる人が少なくない。対して、京都美術工芸大学は在学中の二級建築士合格を目標に掲げる。それを可能にするのが、グループ校の京都建築大学校(KASD)と連携した同大学だけのWスクールシステムだ。大学の学びと並行して学内で資格講座を受講でき、2年次修了時に受験資格が取得できる。3年次には独自の受験対策講座を開講し、最短(20歳)合格を目指すことができる。さらに、受講者は受験資格取得講座と対策講座の授業料全額を給付する奨励金(返還不要)が受けられ、追加費用なしで挑戦できる。4年次には一級建築士の学科試験対策講座を開講し、最短合格も可能。同大学大学院建築学研究科(修士課程)と連続性のあるカリキュラムも整え、6年間で一級建築士の総合合格も目指せる環境だ。に合格。一級建築士も3名が学科試2023年度には二級建築士に験を突破した。インテリアプランナーにも、4年制大学では唯一の学生合格者(11名※2022年度実績)を輩出している。このように、多くの学生が確かな資格を手に社会へと踏み出しており、高い就職実績も誇る。建築学科の2023年3月卒業生の就職率は99・3%(就職者142名)で、大手ゼネコンや住宅メーカーなどで活躍している。ちなみに、一級建築士は資格取得者の約7割が50代以上で、若手建築士育成は業界全体の課題だ。そんなニーズに応えるのも同大学のミッション。特色ある教育とWスクールシステムによる資格取得を両輪とした挑戦をこれからも加速していく。Wスクールシステムを導入3年次に二級建築士合格へ建築士合格者数も増加傾向在学生61名が二級に合格37for Parent 20242012年開学。2015年、在学中初の二級建築士合格者が誕生。2017年、京都市からの誘致を受け、京都東山キャンパスに移転。2022年に美術大学で全国初の建築学部を開設した。【開設学部・学科】●建築学部 建築学科 ●芸術学部 デザイン・工芸学科【グループ校】京都建築大学校、京都伝統工芸大学校61名、木造建築士に70名が在学中●DATA〒605-0991 京都府京都市東山区川端通七条上ルTEL0120-33-3372(入試・広報課)URLhttps://www.kyobi.ac.jp/京都美術工芸大学

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