300名以上の先輩が経験を生かし後輩をサポートキャリアコンサルタントの資格をもった相談員が対応武蔵大学のキャリア支援センターでは、『個の支援』『講座やイベントによる支援』『情報提供』の3つを柱に、学生へのきめ細やかなサポートが行われている。中でも、情報提供の一環として、就職活動を終えた4年生を3年生に紹介し、4年生はボランティアで後輩の就職活動を支援するという取り組みがあり、毎年、300名以上の学生が手を挙げる。自分自身の就職活動の際に、キャリア支援センターの職員や先輩にお世話になったという感謝の思いから、恩返しという意味も含めて学生がサポートに回ってくれることを、キャリア支援センターとしてはとても頼もしく感じているという。『個の支援』を大切にしているキャリア支援センターの特徴は、在籍している相談員の数が充実していること。そして、センター長から若手の職員まで全員がキャリアコンサルタントの資格を取得しており、それぞれが様々な業界の企業で働いていた経験をもっていることだ。メーカーや人材サービス、営業や人事経験者など業界も職種も多彩だ。キャリア支援センターを訪れる学生は、相談員のキャリアや経験を生かしたリアルなアドバイスをもらうことができるメリットがある。41 武蔵大学への入学を決めた理由の一つが、少人数で学ぶゼミナールに魅力を感じたからだという富永さん。「様々なテーマに取り組むゼミを通して、自ら行動し、積極的に学ぼうとする力、そして、論理的思考力やプレゼンテーション力などが身についたと実感しています」。これらの力は就職活動にも大いに役立ったと話す富永さんだが、ゼミ大会に力を入れていたために本格的に就活をスタートさせたのは3年生の1月だった。「キャリア支援センターで具体的にどんな企業を志望しているのか、自分の考えを伝えてアドバイスをいただき、とても参考になりました。また、繰り返し模擬面接を行うことで面接のポイントを知るだけでなく、精神面も支えていただきました」。 キャリア支援センターには大勢の相談員が常駐しており、学生が指名して面接練習をすることもできる。「企業で働いていた経験のある相談員からのアドバイスは、納得感や安心感があります。相談内容を踏まえ、興味関心に近そうな業界や企業を紹介していただくなど、個別サポートは徹底しています」。そのほか、企業の検索の仕方や志望動機の組み立て方、集団面接のノウハウなどを多彩な講座でサポートしている。for Parent 2024武蔵大学 経済学部 経済学科4年内定先:日本精工株式会社富永 広志 さんキャリア支援センターが大切にしているのは、「卒業できればいい」、「就職できればいい」ではなく、学生自身が選んで、決めて、納得して進んでいく。そのプロセスを全力で応援すること。キャリア支援センターでは自ら訪れる学生のサポートだけでなく、3年生の春学期に学年全員と面談を実施している。この面談が就職活動スタートのよいきっかけとなっている学生も多い。一人ひとりの志望や興味関心、適性に合わせた進路計画を立て、伴走する。4年間必修のゼミ・少人数授業に加え、学部横断型ゼミナール・プロジェクトや、2つにまたがる専門領域を学べる副専攻制度で、教養と多様な視点を身につける。学部学科:経済学部(経済学科、経営学科、金融学科)/人文学部(英語英米文化学科、ヨーロッパ文化学科、日本・東アジア文化学科)/社会学部(社会学科、メディア社会学科)/国際教養学部(国際教養学科 経済経営学専攻、グローバルスタディーズ専攻)●DATA東京都練馬区豊玉上1-26-1TEL03-5984-3813(広報部)URLhttps://www.musashi.ac.jpキャリア支援センターの取り組みの成果!就職率98%(就職希望者900名中878名が就職決定)進路納得度は94%(就職者878名中824名が「自分の進路に納得している」と回答)2023年3月卒業生の主な就職先アクセンチュア、アマゾンジャパン、伊藤忠テクノソリューションズ、インテージ、SMC、大塚商会、京セラ、経済産業省、警視庁、国土交通省、信越化学工業、ジェーシービー、セールスフォース・ジャパン、ソフトバンク、東京国税局、東京都庁、TOTO、ニトリ、日本オラクル、日本政策金融公庫、日本生命保険、農林水産省関東農政局、パイロットコーポレーション、パナソニック、東日本電信電話(NTT東日本)、久光製薬、日立システムズ、日立製作所、ファーストリテイリング、富士通、三菱食品、三菱自動車工業、ゆうちょ銀行、雪印メグミルク、ユニ・チャーム、LINE、楽天銀行、楽天グループ、リクルート ほか武蔵大学安心感のある徹底した個人指導がキャリア支援センターの魅力です
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