子どもから大人になる間の「高校生」という多感な時期。卒業後の進路という大きな選択を前に、どのようにサポートをすればいいのか悩んでいる保護者の方も多いと思います。高校生とその保護者を対象に行った調査によると、わが子への進路選択のアドバイスについて、約7割の保護者が「難しい」と回答しています(図1)。急速で予測がしづらい社会の変化のなか、学校教育や大学入試も保護者の時代から大きく変わってきており、どうアドバイスすればいいのかわからないといった声が多く聞かれています。一方で、約7割の高校生が、一番身近な大人である保護者に進路選択のアドバイスを求めています(図2)。アドバイスをすることが難しくても、親子で一緒に悩み、対話をしながら考えることが大切だと私たちは考えます。親子で対話をする家庭の方が、進路に対して不安な気持ちが軽減され、楽しい気持ちになる子どもが多いそうです(図3)。この特集では、未来について考える糸口となるような「問い」をご用意しました。ぜひ、親子で対話をするきっかけとしてご覧ください。forParent 2024一般社団法人全国高等学校PTA連合会・株式会社リクルート合同調査「第11回 高校生と保護者の進路に関する意識調査」(2023年)より 7図1進路選択について子どもにアドバイスすることは難しいか図2進路選択について保護者にアドバイスしてほしいか図3
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