キャリアガイダンス保護者版2025
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んとなくセンサー〟を働かせながらゆっくりと歩いてみましょう。このときスマホはカメラ機能以外は使わないようにし、音楽を聴くのもやめます。同じ道や場所であれば、親子で一緒に歩かなくても構いません。歩きながら、なんとなく気になったものをとりあえずスマホのカメラで撮っておきます。これを、心の赴くままあてもなく、場所や範囲を変えながらひたすら、続けましょう。Feel度Walkは、興味・関心のあることを見つけるため、進路選択のため…などと意図的にやってはいけません。無理して何かを探し出す必要もありません」帰宅後もしくは後日、撮り溜めた写真から1枚を選び、写真を基にスケッチ画を描きます。このスケッチ画を、市川さんは「知図」と名付けています。「うまく描く必要はありません。最初は描けないと思っていても、写真を写すつもりで描けば誰でも描けます。写真を見ながら描いているうちに、被写体の細かい形状や背景に写り込んだものなど、写真を撮ったときには気づかなかった些細なことにまで目が向くようになります。『あれ、これってなんか面白いな…』などと、少しずつ好奇心のフタが開き、自分なりの観察によって気づいたことは立派な〝知〟です。それが描かれているから〝知〟図と呼ぶのです」描いたスケッチ(知図)は親子で  屋〟になろう」と呼びかけます。見せ合い、お互いが気になったもの、見つけたものをシェアします。対話を通してわが子の内面を探ることも大事ですが、そこにまだ何もないときや何があるのかわからないときは、「外側にあるものに目を向け、同じものを見てそれについて対話することがとても有効」と市川さん。「否定や分析はせず、そのままを受け止めて〝面白がり「大人のほうがセンスが鈍っているので、こんなものを見つけてくるのか、こんな角度で切り取るのかと、わが子の視点や感性に驚かされることもあるでしょう。そんなときは、素直に『それ、いいね!』と伝えましょう。また、『え、そこ!?』と思わずネガティブな反応をしそうになる想定外のものであっても『お、そう来たか!』と面白がりましょう。周囲への感度が高まると同時に、凝り固まった認識や思考がほぐれるのも、Feel度Walkの効能です」Feel度Walkで描いたスケッチを基に語り合う際にも、無理続けることで、好きなことを見つけるための土台が整う□□絵が描かれた石。何のため…?まだら模様になったロッカーの錆棚に置かれていた、持ち主不明のメダル駐輪場の木。なぜかちょっと洋風…?側溝に落ちていたアイスのパッケージ木の幹にびっしりと生えた苔forParent 202520

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