キャリアガイダンス保護者版2025
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QAQAQAQQAAfor Parent 2025進学後に家計が急に苦しくなったらどうしたらいい?ひとり親家庭の支援はどのようなものがある?学生のアルバイト収入に対する税制の改正とは?修学支援新制度の多子世帯とは、具体的にどんな家庭?奨学金と教育ローンはどう違うの?2人とも支援対象現在扶養家族となる大学生以下の子が3人以上いる家庭が対象です奨学金は学生に支給され、返済も学生。教育ローンは借り入れも返済も保護者入学前や入学後だけでなく、在学中でも申し込める奨学金やローンもあります修学支援新制度や民間団体の奨学金、国の教育ローンや自治体の貸付など学生本人に対する課税ラインの引き上げと親の控除額の改正で、親子で税負担は軽減32第1子大学4年(22歳)第2子大学1年(19歳)第3子中学3年(15歳) 日本学生支援機構の奨学金は、高校3年の春に申し込む予約採用や、入学後の大学などで春に申し込む在学採用が主流ですが、家計の急変時には在学中の学校を通していつでも申し込むことができます。条件に合えば、在学途中でも大学独自の奨学金を利用できることもあります。どちらも学生課などの担当窓口に相談してみましょう。「国の教育ローン」や民間の教育ローンも1年中申し込めますが、いくつか調べ、条件などを比較検討して利用することが大切です。 国の児童手当は18歳まで拡充し、ひとり親家庭の場合は所得に応じて18歳まで児童扶養手当も支給されます。しかし高校を卒業すると、これらの手当はなくなります。学費を補うには、修学支援新制度のほか民間団体や大学独自の奨学金の利用を検討。条件に合えば、いずれも返済不要の奨学金が給付されます。また国の教育ローンは、ひとり親家庭なら金利や返済期間などが優遇され、各都道府県の社会福祉協議会が実施する無利子の教育支援資金の貸付制度もあります。 所得税の課税ラインである「103万円の壁」が引き上げられ、アルバイトなどの給与年収は123万円まで非課税に。一方、19〜22歳の子どもを扶養する親は、特定扶養控除で税金が軽減しますが、従来は子の年収が103万円を超えるとゼロだったのが、子の年収は150万円まで満額63万円の控除を受けられます。さらに年収150万円を超えても188万円までは段階的な控除が受けられ、税負担を緩和。学生がバイト収入を少し増やしても、税金の心配は親子ともに軽くなります。 子どもが3人以上いる場合、多子世帯として大学等の入学金・授業料が一定額まで免除・減額されます。2025年度から要件を満たす大学・短大・専門学校の入学者と在校生が対象。条件は親に扶養されている大学生以下の子が3人以上いることで、2人が大学生なら、2人とも対象。ただし、就職した子どもは子の人数から外れます。大学院に進学したり留年したりした子は支援の対象から外れますが、扶養家族のままなら、子どもは3人として第2子以降は支援対象になります。●多子世帯の考え方(子ども3人の例) 奨学金は学費などを補うものとして学生本人に支給され、貸与型は卒業後に返済するのも学生自身です。一方、教育ローンは収入のある人しか借りることはできないため、通常は親が借りて、親が返済することになります。さらに通常のローンと同様に、原則として借りた翌月から返済が始まりますが、教育ローンの場合、在学中は元金の返済が据え置かれ、利息のみの支払いで済むのが特徴。貸与型奨学金や教育ローンは、返済時の負担を考えて利用することが大切です。1年後支援対象外社会人1年(23歳)大学2年(20歳)高校1年(16歳)

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