本人が将来目指す職業が、まだ決まっていないなら、前のQでお伝えした「山登り型」の分野は除外して考えたほうがいいでしょう。例えば、看護師になりたいと思っていないのに看護学部に進学すると、途中で「やっぱり向いてない」となったときに方向転換ができません。ですから、「ジャングル探索型」から選択することになります。その場合は、前のQでも回答したとおり、本人の興味・関心がとっかかりです。「それだと、将来の仕事につながるだろうか?ゲームやアニメしか出てこないのでは?」という保護者もいるでしょう。しかし、これも前述のとおりそれでいいのです。大学での学びは懐が深く、多様です。例えば、「KPOPが好きだから国際系の学部に進んで韓国関連の科目をたくさんとっている」「ゲームが好きだから、経営学部でゲーム業界のビジネスについて学んでいる」という学生もいます。どの学部で何が学べるかを決めてかからず、自分なりのキーワードを糸口に検索してみる。この方法なら意外な発見もあるはずです。□ 保護者としては、卒業生の進路や就職率などは当然気になるところです。どちらも開示している大学が多いですから、大学選びの判断材料の一つとして参考にするといいでしょう。なお、大学院進学率が高いために卒業生の就職率があまり高くないというケースなどもあるので、注意は必要です。また、就職に関してはキャリアセ近年は、大学入試の多様化も進み、1、2科目などの少ない科目で受験できる大学も増えています。しかし、「楽そうだから」という理由で、安易に少数科目で受験できる大学・学部を選ぶことはお勧めできません。合格はできたとしても、入学後の学びに影響があるからです。例えば、経済学部では受験に数学は課されないことも多いですが、入ンターのサポート体制も大学によって差があるので重要なチェックポイントです。就活対策セミナーや個別カウンセリングの充実度など取組内容を細かく確認しましょう。そして、再三お伝えしているとおり、本人が意欲的に学べる分野・環境であることが、結果としてよい就職にもつながるということを意識してほしいですね。学後の学びに数学は必須。同じようなことは他の学部でもあります。文理融合型の学部も増えています。ですから、大学受験以前に高校の文理選択の段階で幅広い学びを意識してほしいですね。「自分は私立文系志望だから」と数学や理科を早い段階で切り捨ててしまうと、大学・学部選びの際の選択肢を自ら狭めてしまうことになりかねません。「ジャングル探索型」に絞って現在の興味・関心を軸に考えるキャリアセンターの支援なども含めて総合的に判断するべき受験科目を絞り、他を切り捨てると大学入学後の学びに悪影響ありforParent 202538
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