学びや生き方は自分でデザインするより良い未来をひらく実学教育千葉商科大学 ofCommerceChibaUniversity自分で選ぶ、だから成長する主体性を育む新カリキュラム地域を盛り上げたい!千葉・山武市での取り組み地域で学び、身につけた力を地域の課題解決に活かす「つづく未来に思いをはせる」と大きく描かれたのは、千葉県山武市に広がる水田の一角。豊かに実った稲穂が彩る田んぼアートに、訪れた鑑賞者は自然と笑顔になっていた。これは千葉県誕生150周年を記念して2023年に行われた田んぼアートで、企画・運営を人間社会学部・勅使河原隆行教授のゼミナールが担った。プロジェクトは同年2月から始まり、地元農家の協力のもと、色の異なる7種類の苗を種から育てた。5月には地元小学生とともに田植えを行い、千葉県知事立会いのもと水田で結婚式も開催。7月には見頃を迎えたアートを披露する鑑賞祭を行い、9月の稲刈りには学生や地域住民のみならず、外国人なども参加し、多様性や地域共生社会を体現した収穫祭となった。このプロジェクトは勅使河原ゼミを中心に、人間社会学部の学生が主体となって進められた。ゼミでは2014年から山武地域の活性化プロジェクトを継続している。メンバーの一人である小川真優さんは、山武市出身の4年生だ。「小学生の頃から学生による地域活性化プロジェクトは知っていました。自分も参加して地元に貢献したいと思うようになり、千葉商科大学への進学を決めました」入学後すぐに、念願だった「さんむ地域活性化プロジェクト」に参加。山武市産のねぎなどの特産品を使い学生が企画開発した商品を、各地のマルシェなどで出店・販売した。「お客様に商品を通して地元である山武市の魅力を伝えることで、地域への愛着と関心がより高まりました」と振り返る。多数のプロジェクトに参加して地域と向き合い、経験を重ねた小川さんは、山武市役所に内は市職員として地域を盛り上げたいと語る。社会福祉学を専門とする勅使河原教授は、商品開発やイベントを通じて、学生とともに地域活性化や復興支援に取り組んできた。「ひとつの取り組みが形になると、学生も地域の人々も喜ぶ。そこから新たな人のつながりが生まれ、次のプロジェクトにつながっていく。地域で活動した学生は確実に成長し、社会課題を見つけて解決する能力を身につけ、卒業後も地域に貢献する道を歩んでいく。そんな好循環が生まれてきました」と勅使河原教授は語る。建学以来、「実学教育」を根幹に据えた千葉商科大学は、実学を通じてより良い未来を創造し続けてきた。前述の人間社会学部や各学部のプロジェクトのほか、「CUC全学共通プログラム」など、実践から社会課題に挑む「アクティブ・ラーニング」に多くの学生が取り組んでいる。予測困難な時代を生き抜く人材定(2025年2月時点)。4月からfor Parent 202546(右)世代や地域、国籍の垣根を越えた多くの人々がともに農を体験し、食やアートを通じて交流することで、多様性の理解や地域共生社会の実現をめざし、田んぼアートが描かれた。 (左)収穫されたお米は、小学生との蒸しパン作りなどに使われたり、社会福祉法人に寄贈されたりした。取材・文/草苅敦子社会で実践的に学ぶ「実学」を重んじ、“社会が必要とする大学”をめざして進化し続ける千葉商科大学。「アクティブ・ラーニング」を通じて地域活性化に挑むあるプロジェクト活動と、2025年4月にはじまる新しい学びを紹介する。
元のページ ../index.html#46