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こんな先生・教授から学べます

詩と俳句の交差点を紐解き文学表現の可能性を研究する先生

日本近代文学
学芸学部 日本文学科
九里 順子 教授
先生の取組み内容

広島県福山市で生涯を送った詩人・木下夕爾に焦点をあて、伝統的な文芸と近代的スタイル、詩と俳句の交差点を研究しています。近代の詩人は俳句にも取り組んだ人が多いのが特徴です。俳句も近代詩も、大きく言えば「詩」です。異なるジャンルとして区分はされていますが、根幹を共有していることで互いに見えてくるものがあります。また、俳句は五・七・五で多くを語れない、あるいは時代との距離があると思われ勝ちですが、表現の圧縮、切断、飛躍は眼を見張るものがあります。戦後に発表された木下夕爾の句にも、敗戦、原爆投下、死の灰、安保と、それぞれの時代と熱く関わっているのがわかります。詩人の目が構成する風景をどう読み解くか。それは、作者と読者の共同作業です。そこにこそ、俳句の可能性と奥深さがあるのです。

木下夕爾が生涯を送った広島を訪れ未発表作の小説なども読み込み、昨年、その成果を一冊の本に纏めて刊行

授業・ゼミの雰囲気

近代を代表する詩人、歌人の作品を、時代背景など多面的アプローチで読み解く主体的な学び

九里先生のゼミでは、〈比較対照〉〈資料と論理〉を合い言葉に詩人や作品が発するメッセージを多層的に解読します。学生は割り振りされたテーマについて、自分の思い込みで読むのではなく、その作品が生まれた時代背景からインスピレーションされた状況、作者がどんな作品、作家に影響を受けたのか、交友関係や思潮まで、周りから補助線を引きつつ読み込み、文学史的意味を掘り下げていきます。このように作者の模索を追体験することで、表現を生み出す苦闘と厚みが見え、学生自身も文学研究のおもしろさや奥深さを学んでいきます。

主体的な学びを大切にしているゼミでは、学生がそれぞれのテーマについて調べ、資料を作り質疑応答する

キミへのメッセージ

詩は、積極的、能動的に関わることで、初めてその世界を開いてくれます

言葉は伝達の道具ではありません。見えない世界の豊かさが詰まっている生きた存在です。言葉は人に命を吹き込みます。詩を学ぶことは、言葉の途方もない可能性の前に出るということ。見過していた世界が現れますよ。

俳句同人誌『蟹』のメンバーとしても活動。また、児童クラブで小学生と俳句を作って楽しんでいる

九里 順子 教授

専門/日本近代文学(詩歌)
福井県大野市生まれ。北海道大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。著書に『明治詩史論―透谷・羽衣・敏を視座として』『室生犀星の詩法』『詩人・木下夕爾』句集『静物』『風景』など。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先生・教授から学べるのは…

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