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  • 須崎 紫音さん(国際貢献学部 グローバル観光学科/旅館の仲居)

おいしい会席料理は、西村屋の自慢のひとつ。地元の食材を使った特製の料理を、たくさんのお客様に召し上がっていただきたいです。

先輩の仕事紹介

勤務先は、江戸時代から続く老舗旅館。再訪したくなる特別なおもてなしを目指して。

旅館の仲居
国際貢献学部 グローバル観光学科/2022年3月卒
須崎 紫音さん

この仕事や研究の魅力・やりがい

兵庫県の城崎温泉にある「西村屋」で働いています。西村屋は、江戸時代から160年以上続く老舗旅館。日本だけでなく世界中からお客様が来られます。仲居である私は、客室係として、お客様のお出迎え、食事の配膳、布団の用意、館内案内、客室掃除などを行っています。やりがいを感じるのは、お客様がお部屋で楽しそうに過ごされる様子を見るとき。また、アンケートなどで褒めていただく時も、「もっとがんばろう」という気持ちが沸いてきます。一番嬉しかったのは、一度担当したお客様が数カ月後に私を指名して予約してくださり、再びお会いできたことです。こんな喜びをもっと体験できるよう、今後も心を込めておもてなしをしていきたいです。

学校で学んだこと・学生時代

中学生の時から旅館で働くことに興味をもっていました。グローバル観光学科に進学した理由は、国内外の地域で学ぶ「コミュニティエンゲージメントプログラム(CEP)」の中に、城崎温泉で旅館業務に取り組むプロジェクトがあったからです。在学中は授業などを通して、サービス業などで使えるホスピタリティ英語の修得に力を入れました。CEPで城崎を訪れ、旅館の仕事に挑戦したときは、外国人のお客様と英語で会話ができました。学びの成果が実感できて嬉しかったです。学生時代の一番の収穫は、CEPで西村屋と出会えたことです。料理、接客、建物などを通して日本の文化を体現して伝えるこの職場に憧れを抱き、就職を志望するに至りました。

学生時代はダンス部に所属していました。先輩の紹介で、アーティストのコンサートにバックダンサーとして出演したことも。貴重な経験ができました。

業界ココだけ話!

嬉しいと思うことや、快適だと感じるポイントは、人によって異なるもの。それを察知するために、日頃からお客様の表情や動きに注意を払うよう心がけています。たとえば食事の配膳なら、その方のペースを見計らって料理をお出しすることが大事。それが、食事を楽しんでいただく基本だと思います。また、お客様との会話も大切にしています。お喋りを通してお互いを知ることは、行き届いたサービスと楽しい滞在を実現するための第一歩。ただし、静かに過ごしたいご様子のお客様にはむやみに話しかけません。その方の思いを推し量って行動することが一番重要です。お一人おひとりに寄り添うサービスで、特別感を味わっていただければと考えています。

配膳はお客様のペースに合わせて。料理の説明をするときは、楽しい会話になるよう心がけます。

須崎 紫音さん

株式会社西村屋/国際貢献学部 グローバル観光学科/2022年3月卒/大阪府出身。中学3年生の時から「老舗旅館で働きたい」と考えていた。在学中は、ホテル業や旅館業で使えるホスピタリティ英語の修得に注力。また、ダンス部に入り、さまざまなジャンルのダンスに挑戦した。学生生活を送るアドバイスとして「授業やクラブ活動に積極的に取り組み、いろいろな人と交流してください。そこから新しいきっかけが生まれて、さらに刺激的な体験が得られると思います」と語る。学科の「コミュニティエンゲージメントプログラム」で西村屋を訪れたことをきっかけに、同旅館で働くことを志望するように。現在は仲居として経験を積んでいる。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先輩が学んだのは…

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