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こんな先生・教授から学べます

子ども特有の思考や発達段階に合わせた看護を教える先生

看護師
健康科学部 看護学科
茎津 智子 教授
先生の取組み内容

死別や喪失による大きな悲しみなど、不安定な感情の中にある人へのサポートを「グリーフケア」と言います。私は10年以上、子どもへのグリーフケアについて研究しています。大人と比べて子どもは自分の感情を処理する術が体験的に少なく、気持ちの行き場がありません。3~4歳の子どもは、「自分が悪い子だから親が亡くなった」と思いこんでしまうことも。遺された子どものケアは、家族だけで解決しようとせず、時には第三者、専門職の力を借りることが大切なのです。子どもたちは日常的に、ペットの死なども含め多くの死と出会っています。しかし、子どもが多くの時間を過ごす小学校、中学校の先生たちは、子どもの喪失や悲嘆、そしてグリーフケアに対する認識が十分とはいえないことが調査で分かっています。これが私にとって今後の大きな課題です。

子どもが自分で回復する力を信じ、少しずつ死と向き合えるようサポートするのがグリーフケアです

授業・ゼミの雰囲気

子どもは大人のミニチュアではない。子ども特有の思考を正しく知り、発達段階に合わせた看護を学ぶ

担当する授業は「小児看護学」。子どもへの看護では、大人とは違う子ども特有の生理機能や思考を正しく理解することが不可欠だとか。たとえば3~4歳の子どもは、入院や病気を「悪いことをした罰」と捉えがち。そんな時はぬいぐるみやごっこ遊びを利用した方法で点滴や注射への不安を軽減するなど、発達段階に合わせた看護の方法を学ぶ。3年生からは病院や施設など、現場での実習へ。リアルな経験を通じて「子どもはこんなこともできるのか」「こんなことも分かっているのか」と驚き、子どものすごさとかわいらしさを実感するのだそう。

ぬいぐるみやパペットを使って注射の説明をする「プレパレーション」で、子どもの不安を和らげます

キミへのメッセージ

自分にとって本当に大切なものは譲らず、でも振り幅は大きく持とう

パラグアイで働いていた時、「本当に大切なもの、譲れないものはある。でもそれ以外はどうなってもなんとかなる」と学びました。譲れないものをしっかり持った上で、人としての振り幅を大きく持ってほしいですね。

20年前、青年海外協力隊でパラグアイへ。日本の当たり前が、決して当たり前でないことに気づかされました

茎津 智子 教授

札幌医科大学大学院保健医療学研究科修了。聖路加看護大学助手、天使大学看護栄養学部看護学科教授を経て2016年より現職。子どものグリーフケアに関するさまざまな研究を行う。著書に『グリーフケア』(共著)『発達段階を考えたアセスメントにもとづく小児看護過程』など。2019年度から新たに科研費「子どもと家族へのグリーフサポートにおけるコミュニティケアの検証と再構築の試み」にて研究開始予定。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先生・教授から学べるのは…

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