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私立大学/東京

コクサイキリストキョウダイガク

世界の解像度が上がったICU

清瀬高等学校
山崎 丈(情報科学メジャー)
※学年は、取材時のもの

■ICUに入学したきっかけ

高校生の時からパソコンやゲームに興味があり、情報科学を専攻したいと考えていました。また、同時に地図を見ることや歴史を学ぶことも好きだったため、文系の科目も履修したく、ICUに入学することを決めました。

理系の科目を多く履修していたため、文系の学問について詳しくなかったのですが、ICUでさまざまな分野の授業を受けたことで、どのような学問があるのか、科目同士にどのような繋がりがあるのか、そして問題に対するアプローチのちがいなど、異なる学問分野における枠組みを学ぶことができました。


■課題を見つけ、解決する

ICUでは、Logical Thinking (論理的思考)とCritical thinking (批判的思考)を身につけることができました。特に、ELA(リベラルアーツ英語プログラム)では、課題の発見の仕方を学び、英語でディスカッションをしたり、レポートを書くことが多々ありました。

また、情報科学の授業を通し、IT技術を用いてどのように課題を解決することができるのかを学びました。授業で学んだことをより発展させるため、3年生の時から情報科学の先生や生徒5、6人と勉強会を行っていました。そこで、どのように授業内容を応用できるのかなどを勉強しました。

卒業論文では、まださまざまな課題が残っている自動運転と、自分の趣味であるサイクリングを組み合わせて研究しました。具体的には、車内にカメラを搭載してさまざまな分析を行い、自動車と自転車の接触リスクを少なくできるかを考察しました。自分の好きなことの中から課題を見つけること、そして解決策を考えるということはICUで身につけた論理的思考や批判的思考が生かされたのではないかと思います。

■多次元的な理解ができるように

二年生の時、夏の短期留学で出会った中国の友達に会いにいきました。そこで、海外の方とと自分の価値観の違いを初めて身に持って感じました。例えば、自動運転だと非常事態における判断に対する価値観がよく議論されますが、中国は他国に比べて、法律遵守を大事にする人が多いなと思いました。国民が多く、多様性がある国であるからこそ、法律を合理的と見做して団結しているのだと感じました。

ICUでも自分と違ったバックグラウンドを持つ人との交流を通して、物事の判断基準が変わったと思います。大学に入学する前は、正しい・正しくないなどの一次元的な価値基準を持っていました。しかし現実には、自分が正しいから相手が間違っているというのではなく、一つの正解がなく自分も相手も正しいこともあり、物事を良し悪しだけで決めることは難しいと思います。多様なバックグラウンドを持つ学生との交流や、自分自身の経験を通し、物事を判断する軸が増え、より多次元的な理解ができるようになりました。ICUに入学し、世界の解像度が上がったと感じます。
国際基督教大学(私立大学/東京)
RECRUIT