子どもたちの成長の早さに驚きを感じることもあります
現在は小学校の教員として、5年生の担任と体育主任を担当。学校全体の体力向上に取り組んでいます。最近では、社会から教育へ求められる水準が高くなっていることもあるので、子どもたちを注意深く観察し、記録を積み重ねることで児童への理解を心がけるようになりました。同時に、なぜ今そうあるのかを的確に捉え、その子にとって最も良い教育に繋げていくことを意識して、時代のニーズに対応しています。教員の仕事をする上でやりがいを感じるのは、なんといっても子どもたちの成長を実感した時。子どもたちの卒業の際はもちろんですが、日々の生活の中でも小さな成長を目の当たりにすることも多く、感動の多い仕事だと思います。
キャンパスの雰囲気や周囲の環境に魅力を感じて入学した武大。学生時代は、ゼミ活動の一環として行われる校外での実習に力を入れました。幼稚園や保育園、学童や中学校など様々な場所で長期に渡って行われるフィールドワークに参加。幅広い年齢の子どもたちとのふれあいや、実習を通して経験したことは、現場で子どもたちと関わる仕事をする上での基礎となっています。また、武大の先生は学生の思いに寄り添ってくださる方ばかり。授業などの勉強面はもちろんのこと、困っていることの相談や、こうしたいという学生の願いにも積極的に応えてくれるので、安心して学生生活を送ることができました。
子どもたちを理解し、温かい学級を目指しています!
大学恩師の高木教授の「細く長く続けなさい」の言葉に共感し、継続して積み上げていくことを心がけました。何事も積み重ねたものがあると自信につながり、就職活動などでの強みにもなると思います。大学2年次後半頃から始めた教員採用試験の勉強は、先生の指導通りに一日も欠かさずに継続。より優れた教員、より優れたグローバルスタンダードな教育が一層求められている中で、教員採用試験には無事合格し、教授の言葉の重みを改めて実感しました。武大で学習してきたことや、先生方の卒業後のことまで見据えた的確なアドバイスは、今でも現場で働く上で欠かせないものになっています。
武大出身の教員は4名。相談など気軽にできる関係です
千葉県大多喜町立大多喜小学校 勤務/体育学部体育学科/2014年卒/身近に不登校の子がいたので、そのような子を支えて学校を楽しいものにしたいと感じたことが、教員を目指すきっかけだったと語る大竹さん。今までの学びを地元に還元するため、豊かな自然や温かい人たちに囲まれ、地域に根ざした教育を推進している今の職場を選択したという。「子どもたちにとって楽しい学校を作ること。これからの目標はこれに尽きます。昨今ではGIGAスクール構想などもあり、教育の現場は変革の時を迎えていますが、その時代にあった方法を常に取り入れてチャレンジしていきたいです」と語ってくれた。
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