最高のサービスを提供できるよう努めています
ホテル内にある「チャイニーズダイニング黄鶴」で働いています。実は大学1年のときからここでアルバイトをしていたので、すでに勤務7年。今では、別のレストランへヘルプに入ることも多く、忙しい毎日を送っています。この仕事をする上で大切なのは「空気を読む」こと。当店は高級店舗なので接待でご利用される方もいらっしゃいます。通常、料理の説明をさせていただくのですが、大事なお話をされているところに割り込んでまでしないといけないのか、といったらそうではありません。また、その逆としてこちらが口火を切ったことで会話のきっかけになることもあります。接客に絶対のマニュアルはない。それがこの仕事の面白さだと感じています。
海外からのお客様が増えてきたので、英語をもう一度勉強し直しています。その上で役立っているのは、大学時代に出された課題「英語で日記を書く」です。毎日、英語で日記を書き、それを先生に添削していただくというものでした。この課題のおかげで辞書を引く機会が増え、単語力がアップしたのです。時間をみつけては書いているのですが、文法を再確認することができますし、「見る」という単語一つとっても、see、look、watchのどれが適しているかといったことも考えられるので、いい勉強になっています。これを続けていき、もしかしたら開催されるかもしれない札幌五輪までには完璧にしたいですね。その際は多くのお客様とお話がしたいです。
開店前はテーブルセッティングなどで大忙しです
札幌学院大学で過ごした4年間は、とても楽しいものでした。出来ることなら戻りたいくらいです。この大学を選んでよかったなと思えるところは「担任制」があったこと。1、2年次はクラスに分かれて、3、4年次はゼミに分かれてそれぞれに担任の先生がつくのです。しかも、少人数。勉強やプライベートのことを気軽に相談できるので、親のような存在。とても心強かったです。なかには、先生に心配をかけてはいけないと学ぶことに前向きになった学生もいたほどです。また、キャリア支援課の先生にも大変お世話になりました。志望動機の書き方から証明写真の撮り方まで細かく指導してくださったので、エントリーシートで落ちたことはありませんでした。
当日の予約状況などをマネージャーに確認
株式会社グランビスタ ホテル&リゾート 札幌グランドホテル 食堂部勤務/人文学部 英語英米文学科/2011年3月卒/大学1年から同店でアルバイトをしていた廣原さん。当初は、航空業界かブライダル業界で働きたいと考えていたそうだが、熱心な働きぶりが評価され、社員にならないかと誘われたのが今の仕事に就くきっかけになったそうだ。ホテル業界は華やかなイメージを持たれがちだが、実際は体力勝負とのこと。朝が早かったり、重いものを運んだりといったことも珍しくない。「この仕事は体が資本。結婚して母になっても続けたいので、休日はスポーツジムに通って体づくりに励んでいます」。
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