南アルプス市役所に入職してから、税務課、都市計画課と経験し、健康増進課が3か所目の部署になります。現在の主な仕事は、こどもの予防接種や感染症予防対策のアナウンスや相談、医療機関との調整、そして、市民の皆さまの健康意識を高める活動である「幸せ実感!南アルプス市健康リーグ事業」に関わっています。今年度、歩数計を市民の皆さまに身に付けていただき、歩いた歩数がポイントに換算され、それに応じてお買い物券を進呈する、という楽しみながら健康増進につなげてもらうための事業を企画しました。任された当初は不慣れなことが多く、戸惑いもありましたが、徐々に軌道に乗ってきた今は、この事業に魅力とやりがいを感じています。
山梨学院大学は警察や公務員への就職に強いので、私はまず山梨県警に就職が決まりました。その後、「もっと市民に近いところで働きたい」と考え、翌年の採用試験を受け直して、南アルプス市役所に入職しなおしました。母方の祖父が甲府市の市役所職員だったので、その影響も強いのかもしれません。しかし、最初から地方公務員になろうと決めていたわけではなく、大学時代は民間企業への就職活動も行いました。そのプロセスの中で、だんだんと自分の適性や希望を見出していったという感じです。いずれは自分が生まれ育った南アルプス市に貢献したいという気持ちが根っこにあったので、今の仕事は向いている、と自分でも思っています。
市民の皆さまの健康増進のため事業を推進しています
公務員というのは、法律をベースにして動くことが必然的に多くなります。その意味でも、法律を総合的に学んだことはとても役に立っています。演習では民法を学びました。法学部に限らず全体としていえることですが、山梨学院大学は先生たちと学生の距離が近く、勉強のことはもちろん、進路選択の悩みなどでも、気軽に相談に乗ってもらえます。そのような風通しのよい雰囲気に私自身も何度か助けられました。また、大学時代はNHK甲府局でアシスタントディレクターのアルバイトをしていたのですが、この経験も社会に出る上で、非常に有益でした。また、個々の就職へのサポートが手厚いところも山梨学院大学の良き特長だと思います。
学生時代に学んだ法律をベースに、さらに勉強の毎日
南アルプス市役所 保健福祉部 健康増進課 勤務/法学部 法学科/2012年卒/山梨県南アルプス市出身。中学時代はテニス部、高校時代はサッカー部に所属。健康増進課勤務になってから、おのずと健康への意識が高まり、筋トレやランニングが趣味になったとのこと。他の趣味としてはスニーカー収集も。将来的なビジョンを尋ねると「大それたことは考えてないですが」と謙遜しつつも、「健康企画にしても、他の自治体がやっていないことをやってみたいですね」と静かな口調で語ってくれた。
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