専門分野は、広告コミュニケーション開発、消費行動分析、移動者マーケティングです。実務では、広告会社で様々な業界のマーケティングやプロモーションに長く携わり、また「駅での消費者行動」に焦点を当てたシンクタンクを立ち上げ、研究活動の傍らエキナカ・駅ビルなど交通結節点立地の商業施設の企画開発に携わりました。特に「移動者マーケティング」は、過去には誰も手がけなかった新しいマーケティング手法です。家と会社・学校の間を日々通勤・通学する都市生活者を「移動者」と名づけてターゲットとし、過去の実務経験や研究活動から独自に発展させてきた研究分野。SANNOでは広告や移動者マーケティングのスぺシャリストとして教鞭を執り、進化し続ける交通環境の中でどのようなビジネスモデルを展開すべきか等、幅広く考察しています。
時代と交通の進化と共に発展した「移動者マーケティング」。今後も新しいビジネスモデルを考え続けます
加藤先生のゼミでは、駅商業施設のマーケティングや広告企画、コミュニケーション企画等を研究しています。ここ15年ほどで日本の駅商業施設は大きく進化しました。それには女性の社会進出が影響しています。エキナカの商業施設は移動者の通り道。そこにかわいい商品や、今夜のおかずになる食品が売っていたら。足を止めたくなるわけです。加藤先生によると、移動者マーケティングにはさらなる可能性があるといいます。例えば、通勤・通学途中の駅に移動者を途中下車させ商店街を活性化する仕組み等。考えられたら面白いと思いませんか?
移動者マーケティングの可能性を探る、加藤先生の2年次ゼミ
実践的で、かつオリジナリティ溢れるマーケティングを考案し、現在は学生と共にさらに発展させている状況です。協力してくれるイノベーター思考の学生が来てくれたら、歓迎します。一緒にがんばりましょう。
休日は読書などをして、英気を養っています
第一企画(現ADK)、キングジム(文具メーカー)、ジェイアール東日本企画を経て産業能率大学に入職。約30年間広告会社に勤務しており、コピーライター、マーケティングプランナー、プロモーションプランナー、メディアプランナーなどほとんどの企画職を経験している。前職のジェイアール東日本企画在籍中に、駅の消費を専門に研究するシンクタンク「駅消費研究センター」を社内に立ち上げ、センター長を10年間歴任。
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