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  • 後藤 瑞希さん(社会福祉学部/社会福祉士)

地域住民同士だからこそ生まれるあたたかなつながりを作っていきたいです。

先輩の仕事紹介

困りごとを抱える方々一人ひとりと真摯に向き合い、より良い地域づくりに貢献していきたいです。

社会福祉士
社会福祉学部 社会福祉学科/2013年3月卒
後藤 瑞希さん

この仕事や研究の魅力・やりがい

困りごとを抱える方々の人生に寄り添い、抱えている問題をどのように解決していけば良いかを一緒に考えられる点や、現在の社会資源で解決できないことは新しい社会資源を生み出して対応していける点にやり甲斐を感じます。例えば、ひきこもり状態にある方々に対しては、社会復帰を目指す場を開設したり、家族支援としてご家族同士の交流会を開催したりと、試行錯誤しながら取り組みます。その中で、ひきこもり状態だった方が少しずつ社会参加できるようになったり、ご家族の気持ちが軽くなったりする様子をうかがえます。一人ひとりの人生に関わるのは責任がありますが、とてもやり甲斐を感じます。

この分野・仕事を選んだきっかけ

大学時代に経験した社会福祉援助実習(現在はソーシャルワーク実習)がきっかけで、社会貢献できる仕事に就きたい気持ちがより強くなりました。社会福祉協議会に行き、地域住民同士で行われている高齢者サロンを見学したところ、サロンの担い手も参加者も近隣に住む住民同士だからこそのあたたかさを感じることができました。また、精神保健福祉実習で精神科病院に行った際、長期入院しており、ほとんど外出したことがなかった方から「コンビニを知らない」と聞き、衝撃を受けました。障がいを抱えた方が暮らしていくには地域の受け入れが必要です。社会福祉士になり、地域の方に障がいへの理解を深めてもらえるよう働き掛けたいと考えました。

既存の制度などでは対応できないことについては新しい取り組みを生み出して対応できる点にやり甲斐を感じます。

学校で学んだこと・学生時代

大学の授業は小人数のグループに分かれ、意見を交わす演習が多かったので、自分の考えを人に伝える能力に加え、教えてもらうのを受け身で待つのではない環境だったため、積極性や提案力も身についたと思います。また、社会福祉士と精神保健福祉士の両方について学んだことで、社会福祉士としての視点と精神保健福祉士としての視点が身につき、引き出しも多くなりました。さらに、4年間続けた接客業のアルバイト経験も現在の仕事に役に立っていると思います。社会福祉士は若い方から高齢の方まで様々な方々と接する職業です。私はもともと人見知りでしたが、それを克服でき、初対面の方とでも臆することなく話すことができるようになりました。

ボランティアなど様々なことを体験してみてください。視野が広がり、引き出しが増えると思います。

後藤 瑞希さん

社会福祉法人菊川市社会福祉協議会 勤務/社会福祉学部 社会福祉学科/2013年3月卒/社会福祉士と精神保健福祉士の国家資格を取得して卒業後、現在の職場に勤務して10年目。1年目から相談窓口を経験し、生活困窮者やひきこもり状態にある方々のサポート、小学校や中学校にて障がい者とどう向き合うかを教える福祉教育などの業務も担当してきた。今後の目標を聞くと、「抱えている困りごとは皆さん異なるため、一人ひとりに対して真摯に向き合うことは継続して行います。また10年目なので人材育成も課題です。後輩にいろいろな経験を積んでもらいながら、私が経験してきたことをどのような場面でどのように伝えていくかを考えています」と語ってくれた。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先輩が学んだのは…
聖隷クリストファー大学(私立大学/静岡)
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