静岡理工科大学のディプロマポロシー(学位授与の方針)を作った小澤先生に聞いた社会で活躍するために必要な力。そして小澤先生の元で研究に取り組む学生さんにお話しをお聞きしました。
3年次から就活ゼミというものを実施しています。社会人基礎力のうち、自分に足りない部分と備わっている力が何かを話し合う場です。足りない部分を意識しながら研究を1年間進めることによって社会人基礎力も向上していきます。4つの基準に分けて評価しますが、基準に達した学生は社会に出ても10年間は活躍できると私は考えて指導しています。そして10年間でさらに成長し、社会や会社で躍進してもらえればと考えています。
太陽電池の熱に弱い欠点を補える材料開発の研究をしています。研究室では各研究の進捗を毎週発表しています。発表会には先生をはじめ、後輩や他のテーマを研究している学生もいるので、分かりやすく説明する必要があります。最初は資料を見てもらっても、説明しても理解されないことが多かったです。第三者の視点を意識しながら繰り返し取り組むことで発表内容を理解してもらえ、伝える力が身についてきたと実感しています。
太陽光パネルが何らかの原因で一部分に熱を持ち、発電量の低下や火災のリスクに繋がるホットスポット現象。この部分を見つけ、電流を流さず迂回しながら発電させるプログラムを製作しています。プログラム製作の過程で出てくるエラーを一つ一つ解決していかなければならず、課題解決力が身についてきました。他の研究室の先輩でも気軽に相談できる環境なので、色々な方にアドバイスをもらいながら進めています。
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