作業療法の基礎となる「関節可動域測定」「筋力検査」の実習を中心に学んでいます。実習では、現役の作業療法士である先生の動作を参考に学生同士で交互に患者役・作業療法士役を務めます。実際に「人」を相手に測定や検査を行うことで、現場で患者さんが不安に感じない支え方や、声かけが大切であることを実感しました。
リハビリを行う患者さんはもちろん、ご家族に対しても親身に寄り添える作業療法士が目標です。心に残っているのは、足を悪くしあまり動けなくなった祖父の姿。足は不自由なままでしたが、作業療法士の働きかけで折り紙という「作業」を通して楽しみを見つけ、いきいきと過ごす様子を見て感銘を受けたことがきっかけです。
本学への志望理由は、医療現場が身近な学習環境です。作業療法士などの医療専門職を現役で務める先生が授業や実習で指導してくださることや、附属病院で1年次から実習に参加できるところに大きな魅力を感じました。
授業では、たびたびグループ学習が行われます。一人ひとりに役割が与えられるため、グループの一員として自ら考え、役割を果たすことで責任感が身につきます。積極的なコミュニケーションが成長につながりますよ。
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1限目 | 地域作業療法学 | 運動治療学総論 | 補装具治療学 | 解剖学実習 | ||
2限目 | 作業療法研究II | 老人心理学 | ||||
3限目 | 作業治療学総論 | 整形外科学II | 精神医学II | |||
4限目 | 内科学 | 作業療法評価学実習 | ||||
5限目 | 作業療法評価学実習 | |||||
6限目 |
「作業療法研究II」ではグループで研究を行います。テーマや目的、実験方法などは先生の指導のもと学生が考え、実験後はグループで論文作成、発表まで実施。研究を通して、物事を論理的に捉える力が身につきます。