自分は現場のプロフェッショナルである
事件や事故があれば、すぐに現場に出向き、現場の状態を保存し、どんな些細な証拠も取り逃さないよう仕切るのが鑑識係の役目です。鑑識係になってまだ日も浅いのですが、現場で遠慮していたら、本来するべき仕事ができなくなってしまいます。どこへ行っても、自分は鑑識のプロであるという意識を持って、どんどん首を突っ込むことで、任務を遂行するよう心がけています。日々感謝をされるような仕事ではありませんが、それでも時に仲間や市民の方から「ありがとう」と言われることが励みになります。早く一人前になって、周囲の人たちから、もっともっと頼りにされる存在になりたいと思っています。
子どもの頃から正義感が強く、弱いものいじめは大嫌い。そんな私を見ていた母に「警察官をめざしてみたら?」と言われたのがそもそものきっかけです。その頃流行っていた刑事ドラマやドキュメンタリー番組を見て、漠然とカッコいいなと思ってはいたのですが、具体的に意識し始めたのは13歳の頃。母が買ってきてくれた職業紹介の本を読んで、どんな資格や進路で、警察官になれるのかがわかってきました。中央学院大学を選んだのも、卒業後に警察官になる人が多かったから。今の職場にも、中央学院大の先輩や同期がいるので、心強い限りです。無事、警察官になれたときは、やはり母が一番喜んでくれました。
事件や事故があれば、鑑識バッグを担いで現場へ!
鑑識係はやりがいがある仕事、まずは一人前をめざします。一人前の鑑識係とは、独自の観察眼や着眼点を持ち、期待以上の成果を挙げられる人。どこが到達点なのかは正直わかりませんが、第一歩としては、チームから信頼されるよう、もっと成長したいですね。そしていつかは、警察犬を育てる仕事に就くのが夢です。動物が好きということもありますが、その仕事を通じて、地域の方々ともっとふれあうことができたらと思っています。事件や事故は非日常の出来事。非日常を多く経験している警察官だからこそ、いざという時に人々に寄り添い、力になってあげられる、身近な存在をめざしていきたいです。
上司も先輩もチームで働く仲間。雰囲気のよい職場です
千葉県警察 習志野警察署刑事課鑑識係/法学部 法学科 行政コース/2012年3月卒業/卒業後は、半年間の警察学校就学を経て、習志野署交番に1年、留置管理課に1年勤務。2014年10月より現職。勤務は3交代制。大学時代は茶道部に所属し、部長も務めた。趣味の水泳は小学校から続けている。「今でも休みの日は暇さえあれば泳いでいます」
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。