「大学で学んだ知識を活かせる職場で働きたい」と考え、この職場を選びました。
私が働いているのは、グループ会社内システムのネットワーク管理部門。グループ会社の新しい社内ネットワークシステム作りを担当しています。社内業務の「効率化」「見える化」をめざして、社員一人ひとりが、「分かりやすくて、使いやすい」と感じるシステムをいかに作り出すのかが最大のミッション!それを考えて、システムを組み立てていくプロセスが何よりも楽しいですね。社内の各部署の人から話を聞いたり、コストやセキュリティを考えたりと大変なことも多いですが、「自分が好きなこと」で多くの人に喜んでもらえるものづくりができるのは、幸せなことだと感じています。
自分でホームページを作り公開することを趣味にしていました。次第にもっと高度なネットワーク技術を試したいと思うように。そこで東京情報大学で学ぶことを決めたんです。3年生で井関文一教授のゼミに入り、コンピュータネットワークやサーバーについて仲間ととことん学べたのは楽しかったですね。また大学内のネットワーク整備を行うメンバーとなり、大学内のネットワークの構築や運用、保守まで、実践さながらに経験できたことは、大きな収穫でした。この経験は社会人になっても大いに役立ちました。ゼミ仲間と「サバイバルゲーム同好会」を立ち上げ、大学の広大な敷地を使ってみんなでサバゲーを楽しんでいたのもいい思い出です。
大学での学びや経験が、今の仕事のベースになっています。仕事を通じて新しい技術や時流に触れられるのは、楽しいですね。
自分の学びたいことや興味のあることが、社会や他者にどのように役立つのか、少し広い視点から眺めてみるのも大切なことかもしれません。私の場合で言うと、会社により良いシステムを導入すれば、社内業務の効率化が進み、社員一人ひとりの業務時間を有効に使えるようになる。それによって空いた時間は他の業務に割くことができ、業績アップという好循環が生まれる…というように、自分の仕事を俯瞰的にみてみると、責任とやりがいの大きさに気づきます。東京情報大学時代には授業以外にも、いろいろな人とコミュニケーションを取り物事を進めていく実践的なプログラムがあったので、「実社会と同じような環境で学べていたんだな」と感じます。
隅のテーブルで同僚とちょこっと打ち合わせ。興味のある分野が同じなので、話も弾みます!
NTT-ATシステムズ株式会社 ICTソリューションビジネス事業部 主任/総合情報学部(学士)、総合情報学研究科(修士)/学部:2008年3月卒業、大学院:2010年3月修了/入社直後は、ビデオ会議や音声会議等のシステムに関する業務に就き、大学で学んだ知識をそのまま活かすことができたという山本さん。システム系の会社は残業が多いイメージがあるものの山本さんの会社は「残業はほぼゼロ」。全社で残業ゼロに取り組んでいて、定時には全員帰宅しているそうだ。今後は「『変えてよかった』『使いやすくなった』と感じてもらえるシステムを作り、それまでのシステムに対する意識や価値観をよい方向に変えていきたい」と考えている。
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