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社会の一員として、この国の未来を考える

経済学部 現代経済学科 田尾 真一先生
◆先生のプロフィール
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 2005年 福岡県立小倉高等学校卒業
 2010年 京都大学経済学部卒業 /学士(経済学)取得
 2012年 京都大学大学院経済学研究科修士課程 修了 /修士(経済学)取得
 2015年 京都大学大学院経済学研究科博士後期課程 修了 /博士(経済学)取得
 2015年 徳山大学経済学部 講師
 2018年 同 准教授 (~現在に至る)

◆研究されている学問の概要?
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私は国(中央政府)と地方(地方政府)といった政府間における税財政関係、特に財政調整制度について研究しています。地方と一言でいっても、その抱える問題や地方政府に期待される役割は様々です。そうした地域ごとの異なるニーズにどう応えていくか、そしてそのための財源はどう担保されるべきなのか……そうしたことを海外の事例(主にドイツ)も参考にしながら研究を進めています。

政府間の財政関係制度について学ぶことは、一見我々とは何の関係もないように思えます。しかし、地域社会を陰で支える地方政府がいかに税財政運営を行っていくべきかという問題は、地域社会で暮らす我々にとっても必要不可欠な議論です。また、財政調整制度はどうあるべきか、といった議論の中には、地域ごとに異なるニーズ(※1)をどう把握すべきなのか、といったことも含まれます。住民自治によって地域のことは地域全体で考えていくことが求められる現代社会において、こうした考察を重ね議論していくことはますます重要になっていくことでしょう。私の研究する学問分野に触れることは、一国民として、一住民として、都道府県や市町村が果たす役割について知るいい機会にもなると思います。
(※1)例えば大都市では、保育所の整備や渋滞の緩和などのニーズが考えられます。一方、過疎の自治体では、コミュニティバスの運行や公的医療機関の整備などのニーズが考えられます。
◆ゼミ生の学びの内容・ゼミ生の主な就職先(活躍のフィールド)
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専門性という意味では公務員や公益事業など、公共的な役割が求められる分野への就職が期待できます。3年次の専門ゼミⅠでは、テキストの輪読に始まり、ゼミ生全員で共同論文を書き、学内の他のゼミと合同でインゼミを行っています。インゼミでは、お互いに書き上げた論文を持ち寄って、その内容を報告し、質疑応答・ディスカッションを行います。こうした活動を通じて、他者と議論する力(ディスカッション力)、必要な資料を探しまとめ上げる力、人前で報告する力(プレゼン力)、他者と意見を戦わせる力(ディベート力)などを育んでいきます。輪読するテキストや共同論文のテーマは財政に関するものが望ましいですが、基本的には学生の興味関心によって、学生自身に決めてもらっています。どのような場でも必要なスキルを身につけることを目標としているので、将来の進路に関わらず、社会に対して興味関心があり、主体的に取り組んでくれる学生であれば、どんな学生でも歓迎します。
◆経済学を学んだらどんないいことがありますか?
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私たちはこの国において、知らず知らずのうちに様々な社会の仕組み・ルールの下で生活していますし、これからも生活していかなければなりません。この仕組みやルールというものには、自然の摂理として成立しているものから、誰かが意図的に作り上げたものまで様々です。経済学を学ぶということはその仕組みやルールについて学ぶことを意味します。どうして社会はそのような仕組みになっているのか、どうして社会にはこんなルールが存在するのか、そしてそうした社会に何か問題がある時に、どのように仕組み・ルール変更をすれば、よりよい社会を構築できるのか……経済学は、そうしたことを考えるための手段の一端をあなたに提供してくれます。
社会について関心を持ち、様々な社会の仕組み・ルールの「何故?」について考える広い視野を持って、経済学部の門を叩いてみてください。
◆経済学を学ぶ面白さ、高校生への応援のメッセージ
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経済学部へ入学を希望する学生の志望理由は様々あると思います。将来、地域社会(地元)へ貢献したい、金融の知識を身につけてお金を稼ぎたい、税理士や公認会計士など資格を取得したい、そして中には他に行きたい学部がないから……という消極的な理由で経済学部を希望する学生もいるでしょう。そうした意欲をもって入学してくる学生はもちろんのこと、そうでない学生にとっても、経済学部は非常に魅力的な学部だと思います。というのも、経済学部において学べることは多くあります。経済学部が提供する科目には、ミクロ経済学やマクロ経済学などの経済学の基礎理論に関する科目、統計学や計量経済学など経済分析に関する科目、経済史や経済思想史などの歴史に関する科目、金融論や証券投資論などのファイナンスに関する科目、地域経済論や地域づくり論などの地域に関する科目、そして財政学や公共経済学などの公共的な分野に関する科目などがあります。本当に多種多様です。そういった意味では、経済学部は非常に間口の広い学部だと思います。まだ将来について漠然としたものしか見えていない高校生にとっても、将来の進路を見つけ出す良い材料を多く提供してくれることでしょう。また、多種多様な科目を偏ることなく広く学ぶことで、あなたを1回りも2回りも成長させてくれると思います。
徳山大学(私立大学/山口)