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  • 平 治隆さん(獣医学部 獣医学科/獣医師)

私立大学/東京

ニホンジュウイセイメイカガクダイガク

光が降り注ぐ「潮目の海」のトンネルは当館自慢の1つ

先輩の仕事紹介

水族館の獣医師は魚や動物の治療、飼育とやりがい十分。深海魚の繁殖も成功しました!

獣医師
獣医学部 獣医学科/1997年3月卒
平 治隆さん

この仕事の魅力・やりがい

水族館で、魚や動物の治療と飼育を担当しています。治療で多く手がけるのは、細菌による感染症。魚が病気になると、元気がなかったり体表が赤くなったりするのですぐにわかります。治療した生物が回復するのは何よりの喜びです。最も思い出深いのはトドの出産。初産のわりにスポーン!と産んでくれて、館内の哺乳類で初の繁殖だったので感激でした。一方で、治療不可能な病気で亡くなったセイウチなど、救えなかった命のことも心に残ります。悲しいですが、その死を無駄にしないためにも遺体は冷静に解剖し検証を行います。飼育では、アバチャンという深海魚を日本で最初に繁殖させたこともうれしくて。200匹ほどがすくすくと成長中です。

業界ココだけ話!

福島県にあるうちの水族館は、東日本大震災で大きな被害を受けました。アザラシやセイウチなどはほかの水族館に避難させることができましたが、停電が長く続いたため水の管理ができず、ほとんどの魚が生き続けられませんでした。再び魚を集めないと水族館は復活できません。どうしたものかと困っていた時、旧知の漁師さんが水族館のために魚を提供してくれたんです!実は、以前から漁師さんの協力のもと魚を採集していて、「この時期にはこの魚が獲れるはず」と目星をつけては太平洋側やオホーツク方面に向かう漁船に同乗していました。このご縁もあり、今館内には600種以上の魚が。来館者の方が笑顔で帰る姿を見ると、しみじみ喜びを感じます!

アザラシに餌をあげつつ、反応を見て体調をチェック

この分野・仕事を選んだきっかけ

大学に進んで魚病学研究室(現・水族医学研究室)と出合い、魚も獣医師が治すことを知りました。入学時には犬や猫の獣医師になるつもりでしたが、解剖学の実習で生温かい血が苦手なことに気がついて。魚なら大丈夫だろう、と3年次から魚病学研究室で学びました。始まりは少し後ろ向きな理由でしたが、この研究室で魚の治療の面白さに目覚め、水族館の獣医師になろう!と決めたんです。ただ当時、水族館の獣医師の求人はかなり少なく、大学卒業後は動物病院に就職。休日に大学へ遊びに行った時、先生から今の勤務先の求人情報を教えてもらって念願が叶いました。ちなみに、今ではアザラシの採血などもしますし、生温かい血も平気です(笑)。

魚から採取した血液を顕微鏡で調べます

平 治隆さん

アクアマリンふくしま勤務/獣医学部 獣医学科/1997年3月卒/小さい頃から家で魚を飼育するなど、生物が好きだった平さん。高校時代、拾った犬を動物病院で診てもらったことで獣医師の仕事を意識するようになり、日本獣医生命科学大学へ進学した。在学中は水族館で2度の実習を経験し、実習先とは今も交流が続いている。また当時所属していたスキーサークルの仲間とは、毎年福島県でスキーを楽しんでいるのだそう。1998年に現在の勤務先に就職し、獣医師としての仕事に加え、常設展示「潮目の海」のチームリーダーも務める。オホーツク海からの海流とフィリピン沖からの海流がぶつかる「潮目」で生活する生物やアザラシ、セイウチの飼育を主に担当。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先輩が学んだのは…
日本獣医生命科学大学(私立大学/東京)