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私立大学/東京・福島・千葉・神奈川・静岡

ニホンダイガク

自然とともに美しく楽しく生きる“まち”をつくる

まちづくり工学科 助教 田島 洋輔
■あなたが暮らす“まち”の魅力とは?
この問いかけにきちんと答えられる人は非常に少ないです。
例えば、外国人に日本の良いところを紹介して下さい。と問いかけたら、京都の寺社や皇居、明治神宮など様々な場所を紹介してくれます。しかし、あなたの暮らす“まち”の良いところと言われると、意外とわかっていない人が多いのではないでしょうか?
“まちづくり”は、行政や学識有識者・専門家がつくっていく“他人任せ”なものではなく、あなたをはじめとした“地域住民全体”で考えて展開していくものです。つまり、行政や学識有識者・専門家などの“まち空間の作り手”による災害に強い安全安心な空間づくりに加えて、地域住民のみなさんや市民団体などの“まち空間の使い手”による美しい街並みづくりや海や川などを活用した「美しく楽しい賑わいづくり」の混合が重要であり、“まち空間の作り手”と“まち空間の使い手”の両者によるまちの総合デザインこそが、本当の意味の“まちづくり”だと考えます。

■知られざる環境影響を“まちづくり”に生かす
 私は、“まちづくり”の拠り所のひとつとなる“自然環境”を中心とした環境・エネルギー分野の事業・研究に携わってきました。当該分野としては、“まち”に存在する自然環境(山岳や河川、森林など)を活用した自然体験活動に伴う郷土愛の育成や歴史・文化への理解促進、再生可能エネルギー施設の導入による自然エネルギーの有効利用、建設事業に伴う環境影響評価や希少生物等の保全対策の提案などの事業展開が図られてきました。このように自然環境に配慮した事業が展開されていますが、実はこうした事業の裏には、自然観察活動に伴う自然環境の劣化や再生可能エネルギー施設の建設に伴う生物の生息生育環境の消失、風車へのバードストライク等による生物への直接的影響など、まだまだ多くの環境負荷や犠牲が存在するのが事実です。自然を活かしたまちづくりを展開するためには、様々な環境問題に関する事象を丁寧に理解した上で専門的知見から“まち”を考えることが重要なのです。
<メッセージ>
あなたの暮らす“まち”では、“あなた”の意見を求めています。“自分のまち”の個性や魅力とは何か、その魅力をどう活用すべきか、今後の“まちの発展”にどう寄与するべきかについて私たちと一緒に考え、美しく楽しい“まち”をつくってみませんか。
日本大学(私立大学/東京・福島・千葉・神奈川・静岡)
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