奨学生として授業料や滞在費などが免除される交換留学制度を利用し、韓国・烏山(オサン)大学に1年間留学した永吉さん。高い韓国語運用能力を身につけるためにどのような生活を心掛けたのかをお聞きしました。
烏山大学に留学できるのは3名のみ。必死で試験勉強をしました。
大学内に韓国人の職員がおり、今の流行や若者言葉を習いました。
高校生の時に行った韓国旅行でうまく意思疎通ができませんでした。大学1年次夏季休暇中の短期語学研修で烏山大学に行ったのですが、その時も韓国語をうまく話せず、悔しい思いをしたので、選抜試験に合格して絶対留学したいと考えていました。1年次が終了した時点で1年間休学するため、復学した時に同級生が卒業していること、家族や友人と離れて生活することは不安でしたが、留学できる楽しみの方が圧倒的に大きかったです。
語学力を高めることが最大の目的だったので韓国語以外を使えない環境に身を置きました。学校で話すのはもちろん韓国語だけ。学校以外の私生活の中でも韓国語しか使わないように心掛けました。その結果、「TOPIK」(韓国語能力試験)はそれまで2級だったのですが、留学で一気に5級を合格することができました。また、私は韓国で運転免許を取得することも目的としていました。筆記試験も実技も韓国語で受け、一発合格できました。
目的意識をはっきりさせることが大事だということを学びました。韓国に着いた瞬間から1年間のカウントダウンがはじまります。1年後、自分がどうなっていたいか。その姿になるにはどう取り組まなければならないかを常に意識して過ごしました。挑戦しないで躊躇していたことも全然難しいわけではなく、挑戦していなかっただけ。そう考えられるようになり、自信を持てるようになったのが留学で得た最大の収穫だったと思います。
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