将来のファッション業界を担う人材の発掘を目的とした「NDKフレッシュコンテスト」。服を制作するのは初めての経験ながら準グランプリを獲得した佐野さんにこの経験を通じて学んだことをお聞きしました。
イメージを具体化する元となるデザイン画を描くのも初の経験。
服づくりにもいろいろなアプローチがあることを学んでいます。
コンテストに挑戦したのは私が学んでいるファッションのゼミの10名の学生です。2年生になってすぐに描いた4つのデザイン画の中からひとつが選ばれ、それを基にドレスを制作。デザイン画の選考会があったのは5月です。高校の家庭科でミシンを使ったことはありましたが、服づくりの経験は全くなかったため、審査のある7月までの2カ月間で完成させるのは大変でした。ゼミの先生に教えていただきながら必死で頑張りました。
私自身が作品を着用し、モデルとなってランウェイを歩きました。
シンプルに“和”を表現したことが評価されたのだと思います。
今年のテーマは「国旗のデザイン美」でした。選考を通った私の作品は日の丸をイメージして白と赤を取り入れたドレス。デザイン画を元にさらにアレンジを加えながら制作していきました。7月11日(日)に行われたコンテストに出品された他の作品はインパクトが大きいものばかり。その中で私のドレスは目立つものではなかったと思うのですが、一般の部の準グランプリと愛知県知事賞を獲得することができ、私も両親も驚きました。
経験のない私に先生がわかりやすく教えてくださいました。
学泉祭のファッションショーでも作品を披露することができます。
最初は不安でも挑戦して結果が出ると未来が大きく広がることを学びました。初めて挑戦した服づくりで賞をいただけたことが自信となり、さらにファッションに興味を持てたのも良かったと思います。この経験もあり、10月に行われたキッズファッションショーの作品作りも楽しむことができました。「NDKフレッシュコンテスト」の入賞作品は学泉祭でもみんなに好評でした。卒業制作ファッションショーで披露するのも楽しみです。
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