大学卒業後、祖母が園長を務める保育園を手伝っていた陳内さん。園長を受け継ぐことが決まり、短大で資格を取得し、学びなおすことを決めました。そんな陳内さんが同学で得たものと、今後のお話をうかがいました。
社会人入学を考えながらも様々な葛藤がありました。そんな時出会ったのが同学のこども学科長をされていた先生。子どもの個性や五感を尊重する保育観に感銘を受け「ここで学べば、園に新しい風を吹き込める」と入学を即決しました。私達が1期生でしたが、先生方のチームワークは素晴らしく、皆で創り上げていく雰囲気がありました。先生方は学生一人ひとりに面談を行うなど真摯に向き合ってくれ、学びと成長を支えてくれました。
園長として、園全体の統括や地域との関わりを行っています
子ども一人ひとりの声に耳を傾けられる、温かな環境が大切です
大学で得たものは数えきれませんが、一番大きなものは実習です。2週間の実習で、吸収できるものは全て持って帰ろうという気持ちで臨みました。幸運にも尊敬する先生が園長を務める保育園に実習に行かせて頂きました。3月で卒園準備前。先生方が全ての園児に愛情を注ぐ姿を見ながら、保育の真髄に触れました。さらに園長先生が先生方に接する様子や保護者達との関わりも拝見し、園長としての心構えも学ぶことが出来ました。
園長になって3年目。職員と連携しながら仕事を進めています
職員が働きやすい環境を作ることも私の大事な役目だと思います
前園長がこれまで守ってきた理念と私が教わった保育観を柱にして、仕事に取り組んでいます。また、責任の重い仕事に愛情を込めて取り組んでくれる職員にとっても意欲や誇りをもって働ける豊かな環境づくりを目指しています。子ども達が安らげる環境を作り、限りない可能性を引き出す手助けをすること。そして地域活動に参加して人々に必要とされ、愛される園になること。そうした思いを大切にしながら頑張っていきたいです。
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