航海士と機関士、両方の国家資格を取得するための勉強をします。後ろは海上実習で使う校内練習船の「かざはや」です。
機関整備実習ではディーゼルエンジンを整備します。無事にエンジンが始動すると感動します。
航海士や甲板部員になった時に必要なロープワークに関する実習で即戦力となる技能を身につけます。
寮は7~8名で班が編制され、1つのリビング、トイレやシャワー室などを共有します。同じリビングの仲間は一生の宝です。
航海士、機関士になるために必要な「四級海技士(航海)」や「内燃機関四級海技士(機関)」の国家資格を取得するための勉強をしています。「航海」で学ぶのは操船技術、海図の見方、気象、法律などです。「機関」では船のエンジンや発電機の仕組みの他、船上での生活に欠かせない冷凍装置の使い方についても学んでいます。
2年次の乗船実習では船長が私たち学生はもちろん、他の乗組員の皆さんからも信頼を得ている姿を見て感動しました。就職が決まった海運関係の会社で私もまずはたくさんの経験を積み、巧みな操船技術を身につけていきたいと考えています。そしていつかは全ての乗組員から信頼される船長になることが夢です。
私は水産関係の高校を卒業しました。海の生物や環境について学びましたが、船について学ぶ友人と話すうちに「私がなりたいのは船員だ」と考え直し、この学校に進学しました。ここを選んだのは他の海上技術短期大学校と比べ、一番活気があると感じたためです。
船上では全ての乗組員が共同生活を送ることになります。この学校ではほとんどの学生が寮生活を送るので、船上での生活を学生のうちから疑似体験できます。また、みんなが同じ目標を持っているため、くじけそうな時でも頑張れるのもこの学校の魅力だと思います。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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1限目 | 運用I | 海上実習 | 電気電子工学 | 海事法規E | 情報技術 | |
2限目 | 航海/機関実技 | 海上実習 | 航海計器 | 航海計器 | 運用II | |
3限目 | 航海/機関実技 | 海上実習 | 海運実務 | 船用機関I | 航法I | |
4限目 | 航海/機関実技 | 海上実習 | 計測制御 | 船用機関II | 船用機関II | |
5限目 | 航法I | 船用機関I | 運用I | 航海/機関実技 | 電気電子工学 | |
6限目 | 船用機関I | 船用機関II | 海洋気象 | 航海/機関実技 | 機械工作 | |
7限目 | 運用II | 海事英語I | 機械工作 | 航海/機関実技 | 航法II | |
8限目 | 航法II | 海事英語I | 海事法規N | 総合訓練 |
実習がたくさんあるのがこの学校の特徴のひとつです。1年次は座学と実習を通じて「航海」と「機関」の基礎となる知識と技術を身につけます。2年次は大型練習船に乗船し、応用力や実践力を身につけていきます。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。