私が担当している保育内容「環境」は、自然豊かな大阪保育福祉専門学校ならではの環境を活かした学びです。授業では、近隣の野山をフィールドワークで歩いたり、校内の畑で学生が野菜や花を栽培する中で、命の大切さを感じてもらえるように。また、葉っぱやどんぐり、枝など自然の素材を使った工作や遊び、野菜を使った調理などを通して、触・聴・嗅・視・味といった人間の5感を磨けるようにしています。
この学びを通して学生達には、「自然の魅力や命の大切さを理解し、そのことをこども達と一緒に共有しながら、子ども達一人ひとりの感性や心を育んでいく力を身につけてほしい」と願っています。学生の皆さんには、将来、身近な自然や生き物に興味を持つこども達に寄り添える保育士・幼稚園教諭に成長してくれたら嬉しいですね。
意外と知らない草花の名前なども理解することで、こども達に伝える力も養われる先生の授業
先生が指導する「幼児教育実習」では、幼稚園での学外実習にあたっての事前学習とその後の振り返り学習を行なっています。「学外の実習では、1日先生になる責任実習があり、指導計画を作る必要があります。そのための計画書作成の徹底した練習や実際に行うこども達との遊びなどの模擬実践も行い、学生が実習先で困らないように指導しています」と先生。また日々先生は、「学生一人ひとりのなりたい保育士像・幼稚園教諭像をイメージできるよう、できるだけ学生が自分で考える力を育むこと」を大切に指導されているとのことでした。
学外実習で使用する工作物も学生達が手づくり。いかにしてこども達を楽しませるかを考え、つくります
学校には多彩な施設があり、日々実践的に学べるのはもちろん、保育所見学や施設見学、そして学外実習を通して、こども達との関わり方を深く学べます。保育士・幼稚園教諭になる上で貴重な体験がいっぱいできますよ。
大学時代から自然が好きで、夏休みには山小屋でのアルバイトをした経験を持つ、アクティブな先生
専門:保育・幼児教育
大学で幼児教育を学び、卒業後は5年間幼稚園に勤務。その後、大学院に進学し、子どもの発達に影響を与える児童文学を学んだ。2016年4月より、大阪保育福祉専門学校の教員として、保育士・幼稚園教諭を目指す学生の指導にあたる。学校では、幼児教育実習、保育内容「環境」などの授業を担当している。
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