原宿にあるサロン「koti by broocH」の店長として、カットやカラー、エクステなどのサロン業務に加え、店舗の管理や後進の育成にも力を入れています。この仕事のやりがいは、お客さまとともに成長できること。スタイリストデビュー以来、私を信頼して通ってくださっている方がいることがとてもうれしく励みになっています。お客様と会話をしながら施術をするのも楽しいですし、仕上がりを見て喜んでくださるお客さまの姿を目にするたびにやりがいを感じます。また、個性豊かなスタッフ一人ひとりに寄り添いながら成長を見守ることも大切な仕事。それぞれの考え方を尊重しながら、時代に合った働き方を探していけたら、と考えています。
美容師としての知識や技術はもちろん、課外授業や特別授業で幅広い分野を学べました。先生がたの着付やウェディングのモデルを務めた際には、プロの現場の空気感に身が引き締まる思いに。その緊張感を体感できたことも、貴重な経験でした。国際文化では、時間厳守など生活面でも厳しく指導してくださいます。学生時代にしっかり習慣づけていたおかげで、卒業後すぐに、自然と職場や仕事になじめました。美容師はお客さまの時間を預かる仕事でもありますので、そういった意識づけができたことも、大いに役立っています。クラスメイトとは今でも連絡を取っていて、良い関係が続いています。人間関係の部分でも、有意義で実りの多い学生生活でした。
美容の分野を目指すなら、好きなことを突き詰めるのはもちろんですが、それ以外のさまざまなジャンルにも興味関心を持つようにすると良いと思います。知識や興味の幅を広げ、引き出しを増やすことは、あらゆる面で役立ちます。国際文化の魅力は、美容について幅広く学べることと、社会に出てから困らないような生活習慣を身につけられるところ。いざ働いてみると、学生時代の経験が活かされていると実感することが多いです。学生のレベルも意識も高く、私もそれに引っ張られるように技術を磨くことができました。美容師を目指すなら、周りに流されることなく、ブレずに自分のやりたいことを貫いてください。きっといい美容師になれると思います!
koti by broocH 勤務/美容科/2013年卒/木造の一軒家を改築したサロン「koti by broocH」。流行の発信地・原宿にありながら、緑に囲まれた安らぎと温かみの溢れるこのサロンで、上野さんは現在店長を務めている。小学生の頃から「エンタメのキラキラした感じに憧れていました」と話す上野さん。テレビを通じてヘアメイクという仕事を知ったことが、美容業界に興味を持ったきっかけなんだそう。国際文化理容美容専門学校渋谷校を卒業後、4年間のアシスタント経験を経て、5年目にスタイリストデビュー。現在は店長として、サロンワークと店舗管理を手掛ける一方、後輩たちの育成にも力を入れている。