建築業界の仕事は通常、設計士やインテリアコーディネーターなど分業化されています。規模や方針によって異なり、全てに関わることができる企業もあります。自分が何をやりたいか、それができる企業はあるかを在学中に確認することが大切です。また現在では、図面やデザイン画を作る場合、手描きはほとんどありません。CADは必須ですが、さらにBIMへと移行中です。CADやBIMなどで作成するCGパースは、イメージを伝える手段として重要であり、その技術は大きな武器になります。さらにプレゼンの手法も静止画から動画やVRを使用したものへと進化中です。建築CGデザイン学科は、急速な業界の変化にも対応できる授業内容で、BIMを用いた設計力、建築VIZソフトを用いたプレゼン力を持つ人材を育てます。
建築の基礎をしっかり学んだ上でCGパースを制作。絵空事ではない、実際に建築可能なCGパースができあがる
建築CGデザイン学科は、建築設計の学科であり、CG作成が主ではありません。三次元設計を通じて、CGパースも簡単に作ることができます。設計図とパースの両方が作成できるのも魅力です。1年次の「IT・BIM基礎」ではパソコンでの文書作成、表計算、二次元CAD、BIMの基本を学びます。2年次での「CG演習」は、パソコン上で三次元の建物のモデリングを学び、今後主流となるBIMの技能も習得します。建築ビジュアライゼーションソフトを使って、フォトリアルなパースを作成したり、3Dデータを使った動画やパノラマ画像作成にもチャレンジします。
実習だけでなく、時にはデザインの勉強として施設見学に行くこともあります
オープンキャンパスで3DCGの体験授業も担当。プログラム内容は毎年更新!CGパースとパノラマ画像を作成してオンライン上で動かす体験や、360度カメラで撮影した画像の加工など、最新技術にふれられます。
「日々進化する建築業界に対応できるよう、カリキュラムも毎年更新しています」
専門:IT・BIM基礎、CG演習、BIM設計、設計製図、プレゼンテーション
修成建設専門学校卒業後、建築設計事務所に勤務。一級建築士資格を取得後は、専門学校の講師として製図やCADの指導及び、設計の業務に携わる。1994年に独立後は住宅の計画、設計、インテリアコーディネート業務に携わり、CGパースを含めたプレゼンテーションも行ってきた。現在は本校の教員として、BIM・CGの指導をする傍ら、BIM・建築VIZ関連の業務にも携わる。
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