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  • 百瀬 幸治さん(調理師科(1年制課程)/オーナーシェフ)

東京都認可/専修学校/東京

オダチョウリシセンモンガッコウ

自分のレシピを生み出していくのが「料理人」。それを理解できた頃から、料理をするのが心から楽しくなってきましたね。

先輩の仕事紹介

「料理」を通じて、出会うことができた人々がいて、学び、体感できた文化がある。私は料理に、育てられたのだと思います。

オーナーシェフ
織田調理師専門学校 調理師科/1992年卒
百瀬 幸治さん

この仕事や研究の魅力・やりがい

本場イタリアの味をたくさんの人に気軽に楽しんでもらいたいと想い、下町情緒あふれる東京・江戸川橋にイタリア料理店「Bandiera」をオープンしました。店名のBandieraはイタリア語で「旗」を意味します。これからも自分のスタンスを貫き、旗のように大きく振っていこう。そんな料理人としての心意気をこの言葉に込めました。料理の世界に飛び込んで20年以上。あらためて感じるのは、料理人自身が楽しまなければ美味しいものなどできないということ。自分の最高のひと皿を創り出すためには、もっと料理と格闘しなければならないということです。そしてこの料理こそ、私の人生を育ててくれたのだと、心から感謝しています。

この分野・仕事を選んだきっかけ

織田調理を卒業後は、町場の洋食屋を経て23歳の時に東京の老舗リストランテの門を叩きました。これは料理人としては遅めのスタートで、当初はイタリア料理の基礎も満足に知らなければ、イタリア語が飛び交うスタッフ同士の会話もちんぷんかんぷん。そんな時に「スタートが遅いのであれば、今から人の2倍、3倍の努力をすればいい」という職場の先輩の言葉が背中を押してくれました。そこで3年間がむしゃらに働き、料理も語学も猛勉強。そうして気がつけば今度は私自身が後輩を指導して厨房を回す立場になり、27歳の時には店のシェフに任命されました。でもここから、イタリア料理をもっと学びたいという想いがふつふつと沸いてきたのです。

やりたくないことをやっても、美味しいものはできません。料理をすることを楽しむ気持ちが大切です!

分野選びの視点・アドバイス

シェフを1年間務め上げたのち、向かった先はイタリアでした。それまで私が吸収してきたのは人の知識や体験だけで学んだイタリア料理。これを自分の料理にするには、現地の風土や暮らしを肌で感じ、自らの舌で学ばなければならないと考えたのです。当初は1年だけのつもりが、偶然が重なって在ローマ日本大使館の公邸料理人を務めることに。その後は渡り鳥のようにイタリア国内を巡り、三ツ星リストランテから観光地のビーチハウスまで多種多様なイタリアンの厨房で腕を磨き、足かけ3年のイタリア滞在になりました。これから料理人をめざす皆さんも、常に目標を持ち続けてください。目標が可能性を広げ、料理をより楽しいものにしてくれますよ。

手打ちパスタは、料理人が手でこねることで気持ちも伝わります。

百瀬 幸治さん

Bandiera(バンディエラ)/織田調理師専門学校 調理師科/1992年卒/東京の人気リストランテのシェフや、在ローマ日本大使館の公邸料理人を務めたのち、2012年に自身がオーナーシェフを務める店をオープン。3年間のイタリア滞在中に、リーズナブルな食堂で絶品の手打ちパスタを楽しむ現地の食文化に触れた経験が刺激となり、「星付きの高級リストランテに行かなくても、ここに来れば本場のイタリアンを気軽に味わえるという理想をこの店で形にした」と、百瀬さんは語ります。さらに子どもたちにも早くから「本物の美味しいもの」を伝えるために、百瀬さんは保育園などでの食育教育にも力を入れています。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先輩が学んだのは…

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