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東京都認可/専修学校/東京

ソウケイビジュツガッコウ

社会人になってからも使う《考え方の軸》を学びました

大泉桜高等学校
森田琴音 2014年度入学
●現在はシステムエンジニア兼デザイナーです。

私のいる会社はゲーム会社ですが、ゲーム以外にもITに関わる仕事はたくさんあります。
自社だけではなくクライアント先に常駐して依頼されたプログラミングやテストなど、エンジニアのスキルによって様々な仕事があります。その中で私自身は、自社の中でホームページ改修や、詳しくは言えませんがデジタルコンテンツを開発するプロジェクトに参画しています。

グラフィックデザインというと紙媒体の仕事が多いのですが、紙だけにこだわるのではなく、もっと幅広くデザインをしていきたいとおもいました。
今の会社では、同じ会社の方々とだけ接する仕事ではなく、様々なところに行って多くの人たちと共に仕事をしたり、現場によっては任される仕事の内容も変わってくるので、今までは美術一色の学生でしたが、実は自分にはこんなこともできるのか、といった自分自身の発見をすることができます。
そういったところに魅力を感じて入ってみましたし、今も仕事を続けています。


●相手のイメージに近い、使い勝手の良いものを考えます。

デザインはアートではないので、自分が表現したいものを一方的に形にするのではなく、相手(クライアント、または使用する人)がどういうものを欲しているのかを第一に考えなければなりません。
頭の中にあるものやイメージを形にする力ももちろん大事ですが、デザインにおいて重要なのは、クライアントとの意思疎通がきちんとできるコミュニケーション能力です。
ですから、相手が納得してもらえるものを作るのも目標ですし、相手がどういうものを想像しているかをうまく聞き出し、自分の意見と合わせながら作り上げていくことを常に頭に入れながら今後もデザインしたいと思っています。


●在学中一番の思い出は、2年生の時に先生と衝突したこと

先生の授業を受けている時、どうしてもバイトのために学校に残ることができず、それを誤解された形で受け取られてしまい、ちょっとギスギスしてしまったことがあります。
今思えば、その時に自分からうまく説明できたら良かったのですが、子供だったので誤解を解けぬまま帰ってしまいました。
でもやっぱり納得がいかなかったので後日手紙を書き、先生に自分がどういうことを考えていたかなどを伝えました。
先生も読んでくださり、その後は無事に誤解が解けたので良かったです。
この一件で、自分が思っていることは相手にちゃんと伝えないと自分が損をするし、無駄な衝突を生むことになるのがわかったので印象強いです。教訓になったと思います。


●将来的にはデザインだけに特化するよりも、「様々な仕事を任せられる人間」になりたい

先程も述べましたが、今まで美術系のことにしか興味がなく、またそれ以外はできないと思い込んでいたんです。
でも、今の仕事に就いてから、エンジニアとしてテストをしたりコードを書いたりすることも不可能ではないんだなということがわかりました。
具体的に言うと、今まではwebデザインといっても表面的なイメージを作り上げるところまでで終わっていましたが、今では作り上げたイメージ通りweb上に表示させるためにどうやったら良いのか、コードを調べたり人と協力をして作り上げたりすることの面白さを知ることができました。
そうやって、将来的に自分にできるスキルや経験を増やしていくことが目標です。
できることが増えると、結果的に自分を助けることができる力になります。

●社会人になってからも使う考え方の軸を学びました。

デザインの授業で痛いほど学んだのは、「一発OKはありえない」ということです。
例えばデザインの課題を出され、完成しました。それを提出します。そうすると、必ず直すべき点を指摘されます。
でもこれは全く悪いことではありません。むしろ、直すべき点がないということの方が、「相手にとって適当なのかな?」と捉えるかもしれません。
何回もブラッシュアップすることによってデザインはより良いものに進化していきます。
社会に出て気がつきましたが、何もこれはデザインに限った考え方ではないということです。
最初から1発のものを納期に間に合わせるように作るのではなく、小刻みに確認地点を作り、ブラッシュアップや意見交換の期間も含めて仕事をするというやり方は、多くの分野でも活かせると思います。

●1年生の時にアートとデザイン両方の科目の基礎を学べるとこが良いところです。

私自身、中学生の頃はあまり学校が好きではなく、美術に固執していました。その為高校も美術に特化したところを選択しました。高校までは、将来というよりも今やりたいことにしか目がいきません。しかし、将来のことを考える時期になると、迷いが出ました。それは、「絵を描いて生きていくか」「職について生きていくか」です。
私自身、美術の学校に通って自分の実力を客観的に見たとき、本当にアートだけで生きてくとはっきり言える自信はありませんでした。かといって、デザインはアートと少し違うもので、自分にできるのか?面白いのか?という疑問もありました。
なので、創形はデザインとアートどちらも1年時に体験でき、本当に進みたい道を考えるのに必要な時間があるという点が自分にとって良かったなと思います。


●2年生になり本格的にデザイン科になった時、同じ選考の仲間から刺激を受けました。

創形は生徒が少人数なので、先生とコミュニケーションを取りやすいことは客観的に見てもわかると思います。
しかし実際のところ一番影響力があるのは、周りの人間、すなわち同じクラスの同級生です。
やる気がある人が一人でもいると、周りはその人に影響されて引っ張られます。自分はあまり積極的な方ではなかったので、そういうやる気のある人のおかげで能力を高められたかなと思います。

入りはみんなやる気の度合いはバラバラなんだと思います。最初からやる気がある人なんてあまりいません。
けれど、周りの環境・授業・衝突を経て、今後の自分をどうしていくか考えることができるようになりました。
高校を卒業したばかりの人はまだ自分の将来について明確な目標を考えることは難しいかもしれません。
私は、どんな学校であれど、自分が動かなきゃ腐っていくだけだと思います。
学校の環境が良いに越した事はないけれど、頼り切っていても自分の足で立つ事はできません。
創形に入って憧れのアーティストやイラストレーター、アニメーター、デザイナーなどに必ずなれるわけではありません。
学校生活を送りながらヒントを得て、人に聞く・先生の知識を利用する・自主的に努力する。そういった行動を取れる人ならきっとなりたいものになれるんじゃないかなと思います。将来を本気で考える人にお勧めします。
創形美術学校(専修学校/東京)
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